アイちゃんのあかりを訪ねて

彦根を彩るさまざまなあかり - 彦根市編 -


夢京橋キャッスルロード

彦根城旧中濠に架かる「京橋」から南西へ伸びる約350mの通りが平成の城下町・夢京橋キャッスルロード。両脇に並ぶ約50軒の町屋を模した店舗は、白壁と紅殻に煤がけの黒格子、いぶし瓦の切妻屋根の傾斜を揃えて、江戸時代の町並みを再現した城下町情緒あふれる通りだよ!車道は土色に舗装、歩道はさび入り御影石を素材にして石畳の雰囲気を漂わせ、各所に石のレリーフも設置。街の景観を保つため電線類はすべて地中化され、街灯も行灯風で並木はケヤキで統一されているの。

彦根は江戸時代井伊藩の治めた城下町だけど、最盛期には53軒の和ろうそく屋があり、彦根ろうそくは彦根を代表する地場産業だったんだって!その和ろうそくとあかりのテーマ館が、今回アイがお邪魔した「夢京橋あかり館」だよ。館内に入ろうとした時、カブトをかぶったかわいい猫が・・・。2007年は国宝・彦根城築城400年にあたる年で、この猫は、井伊の赤備えのカブトをかぶった猫(彦根藩2代藩主井伊直孝公を手招きして、雷雨から救った招き猫)がモデルになっている400年祭キャラクターで“ひこにゃん”って言うんだよ。彦根や彦根城の「ひこ」と猫の鳴き声の「にゃん」をかけあわせているんだよ。アイはひこにゃんと一緒に夢京橋あかり館でたくさんの和ろうそくとあかりを見学してきました!

夢京橋あかり館

世界に1つだけのキャンドル

夢京橋あかり館 外観

ショッピングコーナー

夢京橋あかり館に入るとすぐに、伝統職人による和ろうそくから西洋のアロマキャンドルまで様々なろうそくを取りそろえ、オリジナルキャンドルやクラフトマンの手による燭台や行燈など約1000種類のあかりグッズを展示販売しているショッピングコーナーがあります。ろうそくって、絵柄が付いてたりカラフルなものもあってほんとに可愛いものや美しいものがたくさん!手描きで美しい花が描かれた和ろうそくは手づくりならではのぬくもりを感じます。


陸舟奔車

職人の家

1階では他にも近江戦国の道に位置する19市町の文化資源をパネルで紹介している「歴史回廊」や、和ろうそくや洋ろうそくの製造工程や歴史がわかるパネル展示コーナー。さらに、享保17年(1732)徳川吉宗の時代の彦根藩士、平石久平次時光が完成したとされる世界で最初に発明されたペダル・クランク機構の舟形三輪自転車の陸舟奔車(りくしゅうほんしゃ)の復元車の展示。残念ながらアイは時間がなくて体験できなかったけど、1階奥に併設されている「キャンドル・夢工房」では、自分だけのオリジナルキャンドルを作ることができるの。世界でたったひとつしかないキャンドル、アイも作りたかったなぁ(涙)。「職人の家」では、毎週日曜日に職人さんによる伝統の技「和ろうそく作り」の実演が見られるよ。


行燈 1


行燈 2


行燈 3


クラフト体験見本


ろうそくの歴史を知る


和ろうそくが出来るまで

アイちゃんイチオシ!グッズ


ひこにゃんキャンドル

アイの夢京橋あかり館イチオシのグッズは「ひこにゃん」のキャンドル!ひこにゃんキャンドルは高さ9.5cm、幅6cmの手の平サイズで、点火後は、2時間から3時間燃焼するの。館員さんが、赤やオレンジなど5色の顔料を使い、一体ずつ筆で彩色して仕上げているから、目やひげに微妙な表情の違いがあるんだって。すべてが世界にひとつしかない貴重なものなんだね。築城400年祭終了まで販売しているから、是非レアなお宝としてゲットしてね。お値段は1個630円だよ。

※国宝・彦根城築城400年祭は、2007年3月21日から11月25日まで開催されています。