アイちゃんのあかりを訪ねて

しずむ夕日が立ちどまる町−伊予市編−

ふたみシーサイド公園 & 道の駅ふたみ


双海の夕日

伊予灘に臨む、「日本の夕日百選」にも選ばれ全国でも夕日の美しい町として知られる伊予市双海町。「しずむ夕日が立ちどまる町」をキャッチフレーズに、夕日を生かした交流拠点として「道の駅ふたみ」「ふたみシーサイド公園」が整備されています。ここには、「恋人岬」や海にゆっくりと沈む夕日が鑑賞できる体験型施設「夕日のミュージアム」、「波のイベント広場」、海水浴場、美しい夕日を眺めるための「夕日の観覧席」と呼ばれる階段式護岸などがあって、多くの人で賑わっていたよ。

幸せになれる“願い石”


願い石

アイの一押しはなんといっても「恋人浜」と名付けられた場所にある「恋人岬」!
名前もとってもロマンティックでしょ~。岬の付け根部分に置かれている「願い石」は、彫られたふたつの手形に二人がそっと手を押し当てて夕日に向かって祈ると願いが叶うといわれているんだよ。


恋人岬

恋人岬に沈む双海の夕日

恋人岬・夕日のシンボル

岬にある夕日のシンボルには、「シンボル中央の穴を夕日が通り過ぎるように見える春分の日と秋分の日に二人で祈ると幸せになれる」というジンクスがあるんだって。写真の夕日もちょうど穴を通っているように見えるでしょ。ものすごくきれいで大感動!自然界の偉大なるあかりに触れて癒されたアイなのでした。


幸福の鐘

「幸福の鐘」の周辺では幸せそうなカップルが披露宴をしていたよ。
きっと、お祈りがとどいたのかな・・・。
うーん!うらやましいよぉ(涙!)

夕焼け小焼け


夕日のミュージアム

沈む夕日

アイが訪ねたときは残念ながら閉館していた「夕日のミュージアム」は、「夕日はなぜ赤いの?」、「夕焼けと小焼けの違い?」といった小学生の素朴な疑問が糸口となって誕生した夕日をテーマとした世界でたったひとつのミュージアムだそうです。夕日を見つめながら、地球に驚き、時のはかなさを感じるために、少年少女の時代に誰もが持っていた感性を思い出させてくれる体験・体感型のミュージアムなんだ。

ちなみに「夕焼けと小焼け」の場合、夕焼けがだんだん薄れる光景が小焼けであったり、夕日が沈んで暗くなった後にもう一度赤く光る光景が小焼けであったりと、時と状況に応じて変化するそうです。森羅万象に魂が宿ると考えた日本人は、落日の光景に時のはかなさを感じ、自然に感謝する心を読み込み、「夕焼け小焼け」という響きのある美しい言葉をつくったのではといわれているんだよ。

最後にアイは、夕日の観覧席に腰かけて、日本屈指の夕日とさざめく波の音を全身で感じました。周りにも多くの家族連れやカップルが沈みゆく夕日を最後までじっと見つめていたよ。みんな夕日にどんな思いをこめながら見ていたのかな?明日の幸せを願う気持ち、今日の悲しみを忘れたい気持ち、夢、理想、現実、さまざまな思いをのせて夕日は沈んでいきました。毎日違った顔を見せてくれる夕日。アイもまたあの美しい夕日を見にいきたいなぁ。

ふたみシーサイド公園 & 道の駅ふたみ

所在地
愛媛県伊予市双海町高岸甲2326
JR予讃線上灘駅より徒歩5分