アイちゃんのあかりを訪ねて

海の宝石ほたるいか - 滑川市編 -

ほたるいかはその昔、地元では「まついか」と呼ばれていたんだって!明治38年、東京大学教授の渡瀬庄三郎博士によって昆虫のホタルのようにきれいな発光をすることから、“ほたるいか”と名付けられたんだよ。博士はホタルがどのような地域に住んでいるのかを調査しているときに、富山県に光を放つイカがいることを聞き研究され、その後、ほたるいかの学名は博士の名前にちなんで「ワタセニア・シンティランス」と命名されました。

春になると産卵のために200メートル以上の深海から富山湾沿岸に押し寄せてくる体長4〜6cmのほたるいか。富山県滑川市は、青白く幻想的な光を放つほたるいかが市のシンボルになっているんだよ。今回アイが訪れた「ほたるいかミュージアム」は、海の神秘・ほたるいかをテーマとした、世界でも例の無いユニークな施設。建物は、優美さを漂わせる楕円形をしたモダンな外観で、謎めいた深海の世界やほたるいかの神秘性を表現しているんだって。外壁面に板がはめこまれているうえに、周囲が池で囲まれているから、建物全体が水に浮いているような印象だったよ!
ほたるいかミュージアムは、単にほたるいかの生態的情報を体系的に紹介するだけではなく、さまざまな最新のメディアを駆使して、ほたるいかの神秘的に輝く青白い光の幻想的な感動も同時に体験・体感できる施設なんだぁ〜。

ほたるいかミュージアム

青白い光、千個の発光器


ほたるいかの発光イメージ

施設内は、ミュージアムギャラリー、展示ホール、ライブシアター、イリュージョンシアターの4つのエリアで構成されていて、ミュージアムギャラリーには、ほたるいかの生態を伝えるパネル、漁の様子を撮ったビデオ、文学とほたるいかの関わりなどをパソコンで調べる情報検索コーナーがあります。展示ホールには、謎の多いほたるいかの生態を光センサーや光ファイバーなどを使ってゲーム感覚で楽しめる「ほたるいかの不思議」コーナーや、子供たちも楽しめる、ほたるいかと深海に棲む生き物たちのユニークなミュージカル「深海銀河劇場」、そして、水深333mもの深いところにある海水「深層水」が湧き出ている「深海不思議の泉」があったよ。アイも、泉の中のズワイガニを手にしてみたけど、あまりの水の冷たさにちょっと、びっくりしました。

ライブシアターでは、ほたるいかの定置網漁の期間にあたる3月20日から5月31日は、滑川沖の定置網で水揚げされたほたるいか300〜500匹を半円形の水槽に展示。照明を消した中で、入館者が水槽内に張られている網を引くことで、刺激を受けたほたるいかの青い発光を見ることができるんだよ。シーズン外の時には、レプリカほたるいかと光ファイバーによる発光ショーと発光性プランクトン「龍宮ホタル」の発光ショーが行われています。アイの一押しは、光のファンタジー「海の銀河伝説」を上演するイリュージョンシアター。ほたるいかを星の化身になぞらえた物語を、ハイビジョン映像、CG、迫力あるサウンド、イルミネーションなどを駆使して、ほたるいかの神秘的な光の魅力を表現した約15分の映像ショーて幻想的な光の世界を楽しんだよ。


ミュージアムギャラリー


深海銀河劇場の画像


深海不思議の泉

アイの知って得する豆知識

発光器


展示ホール床面の発光器を示すオブジェ


ほたるいかの発光イメージ

ほたるいかは、体じゅうに約1,000個もの発光器を持っていて、大別して3種類に分けられます。一番多いのが胴体の腹側にある小さな黒褐色の丸い「皮ふの発光器」で、弱光で青紫色に黄白色が混じった光を出すんだよ。2つめは、両方の目玉のまわりにある黄白色の5個の「目の発光器」で弱い黄白色の光を出します。3つめが、一番強く光る第4腕の先端にある黒いごま粒のような3個の「腕の発光器」だよ。

青緑色で透明度の高い光を出して、明るさは蛍の10倍以上と言われているんだって!ほたるいかの発光は、発光物質をルシフェリン、発光酵素をルシフェラーゼといい、物質同士が作用して光を発生させています。この光は熱を持たないため「冷光」=れいこうと呼ばれているよ。

ほたるいかの身投げ


身投げの八重津浜

産卵のために深海から浮上したほたるいかが、夜半に海岸に近寄り、翌朝、砂浜にうちあがって死ぬことを、「ほたるいかの身投げ」と呼ばれているよ。なぜ身投げがおきるのかは、はっきりとした定説は無く、謎のままになっています。身投げが見られる海岸では、ほたるいかの光で海面が青く染まり、天の川のように美しい光景であったと語られているんだって〜。

ほたるいかミュージアム

所在地
富山県滑川市中川原410
電話
076(476)9301
開園時間
午前9時 〜 午後5時
入館料
大人¥600(3/20 〜 5/31は¥800)

このページの先頭へ