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施設報告

新東名高速道路の分合流部の照明設備 - 5車線道路幅員に対応した納入例 -

国内営業本部 東日本技術設計センター
国内営業本部 東京広域営業所 第一営業課

キーワード

新東名高速道路,5車線道路対応道路照明,分合流部,漏れ光対策

2.照明設計(つづき)

2.4 周辺民家及び農作物への光漏れの軽減

各施設の高架橋,民家周辺,農作物栽培地周辺等に設置する照明において,後方への光漏れの軽減を図る為,後方カット型を設置している。事前に一般型と後方カット型との光漏れを照度分布を作成して比較している。照明器具後方約22.5mの初期水平面照度が一般型で2ℓxであったところが後方カット型では0.2ℓxとなっている。(図9)

各照明器具の取り付け状況を図10~図12に、また、各設置箇所の昼景、夜景を図13~図18に示す。

図9 一般型と後方カット型の漏れ光比較の為の照度分布図
図9 一般型と後方カット型の漏れ光比較の為の照度分布図

図9 一般型と後方カット型の漏れ光比較の為の照度分布図

図10 一般型照明器具取り付け状況写真

図10 一般型照明器具
取り付け状況写真

図11 後方カット型照明器具取り付け状況写真

図11 後方カット型照明器具
取り付け状況写真

図12 デザイン型照明器具取り付け状況写真

図12 デザイン型照明器具
取り付け状況写真

図13 新清水IC 分流部昼景(一般型照明器具)

図13 新清水IC 分流部昼景(一般型照明器具)

図14 新清水IC 分流部夜景(一般型照明器具)

図14 新清水IC 分流部夜景(一般型照明器具)

図15 新静岡IC  分流部昼景(後方カット型照明器具)

図15 新静岡IC 分流部昼景(後方カット型照明器具)

図16 新静岡IC  合流部夜景(後方カット型照明器具)

図16 新静岡IC 合流部夜景(後方カット型照明器具)

図17 清水PA  合流部昼景(デザイン型照明器具)

図17 清水PA 合流部昼景(デザイン型照明器具)

図18 清水PA  合流部夜景(デザイン型照明器具)

図18 清水PA 合流部夜景(デザイン型照明器具)

4.おわりに

今回の新東名高速道路の照明設備では,本稿で紹介した以外にもトンネル照明,サービスエリア・パーキングエリア等の駐車場照明・歩道照明,料金所のブース照明など多くの施設に多品種の照明器具を納入させていただいている。全体としての数量を表4に示し,概要写真を掲載し紹介する。(図19~図24)特に静岡SA(上り)駐車場に設置したブリッツ400Wタイプは,駐車場の「満」・「空」状態により50%点灯での調光点灯が可能であり,LEDの特長をいかした照明施設となっている。又,納入した歩道照明はすべてLED照明器具となっている。

表4 照明器具の納入合計数量
照明器具名称 光源種類 合計数量
トンネル照明器具 HID,他 3841
LED 103
道路照明器具 HID 1221
LED 137
投光器等 HID 165
LED 221
歩道照明器具 LED 334
トンネル避難口
誘導灯,照明器具
LED 58
標識照明用
紫外線投光器
HID 402
  • ※:レディオックシーリングHBを含む
図19 HIDトンネル照明器具設置状況写真(プロビーム方式)

図19 HIDトンネル照明器具設置状況写真
(プロビーム方式)

図20 LEDトンネル照明器具設置状況写真(本線下のボックスカルバートに設置)

図20 LEDトンネル照明器具設置状況写真
(本線下のボックスカルバートに設置)

図21 LED道路照明器具設置状況写真(浜松いなさ料金所)

図21 LED道路照明器具設置状況写真
(浜松いなさ料金所)

図22 LED投光器・LED歩道照明設置状況写真(静岡SA(上り)駐車場)

図22 LED投光器・LED歩道照明設置状況写真
(静岡SA(上り)駐車場)

図23 LED道路照明器具設置状況写真(藤枝PA(下り)駐車場)

図23 LED道路照明器具設置状況写真
(藤枝PA(下り)駐車場)

図24 LED道路照明器具設置状況写真(駿河湾沼津SA(上り)駐車場)

図24 LED道路照明器具設置状況写真
(駿河湾沼津SA(上り)駐車場)

さて,本稿の主題である本線の分合流部に設置した5車線対応型の照明器具の開発については,道路照明におけるひとつの方法論を提示できたと言える。

又,高速道路沿線住民,近接する農地への光漏れの対策として,後方カット型が有効であったと思われる。今後は同様の目的・性能をLED照明器具によって求められることになるであろう。今回の開通は照明に携わる我々にとって通過点に過ぎず,この度の経験を生かしてよりよい照明,顧客満足度の高い製品の開発に向けてさらに邁進していきたい。

最後に,本施設の完成にあたり,ご指導,ご協力頂いた関係各位に深く感謝する次第である。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第26号掲載記事に基づいて作成しました。
(2012年5月25日入稿)


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