EB(電子線)

技術的なデータ

加速すればするほど、深くまで届く

EBは加速電圧が高ければ高いほど、照射対象物の深部にまで浸透します。
印刷や表面処理では低い加速電圧を、厚いプラスチックフィルムの改質では高い加速電圧を利用します。
お客さまの製品に適した加速電圧を選び、効率良く加工できます。

電子線の浸透深さ

※浸透深さは対象物、装置のセッティングにより変わります。グラフは代表的な例です。

ケースに応じて、線量を最適化

用途や製品によって必要な線量は変わります。線量はkGy(キログレイ)という単位で表します。
kGyは「吸収線量」と呼ばれる単位で、1kGyは照射される物質1kgあたりに1ジュールのエネルギー吸収があることを表します。
旧単位Mrad(メガラド)とは、10kGy=1Mradという関係になります。

代表的な応用例における線量範囲例

規制・安全性

法的な規制と安全管理

弊社のEB装置はセルフシールド構造により、電子線および二次的に発生するエックス線を安全に遮蔽します。装置は通常の作業環境に設置することができ、装置外側に管理区域を設定したり、特別な遮蔽を作る必要はありません。
EB装置を設置、ご利用いただくにあたり、EB装置が設置される場所の所轄労働基準監督署に対し、設置工事開始日の30日前までに、労働安全衛生法第88条、労働安全衛生規則第85条に基づき届出が必要です。

届出様式(厚生労働省令第20号関係)

様式第20号 建設物、機械等 設置・移転・変更届
様式第27号 放射線装置摘要書

EB装置の設置、運転に際して、放射線取扱主任者の選任や、文部科学省への設置申請は不要です。
また、法律等で定められた放射線に対する安全管理は適用されませんが、作業者のフィルムバッジ着用、健康管理、定期的なサーベイメータによる装置からのエックス線測定などを行うことをお勧めします。

EB照射によって、EB装置あるいは照射された製品が放射能を帯びることはありません。
装置から発生する電子線、エックス線は電源を切ることにより、即座に停止し、高い安全性を確保しています。詳しくはお問合せください。


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