ライティング講座(照明講座)

照明計画資料

景観照明 - 照明器具

照明器具は、照明対象の大きさや照明対象までの距離(H)を考慮し、周辺への漏れ光が少なくなるように配光タイプを選定します。ただし、配光の狭い照明器具を使用すると、照度均斉度が悪くなるおそれがあります。このため、照度分布をよく検討して灯数を決定する必要があります。高ワットの照明器具を用いるのではなく、低ワットの照明器具をきめ細かく使用することにより、周囲への漏れ光もさらに低減できます。景観照明における投光器の使い分けを表4.4に示します。

表4.4 景観照明に用いられる投光器の使い分け
配光 1/10ビームの開き 光の輪郭例 主な用途
狭角 約10°~30°

高照度、アクセント照明建造物・樹木・植込など部分的なアクセント用
中角 約30°〜60°

大きな建物など部分的あるいは均一に照明したい場所
広角 約60°以上

建物などを均一に照明したい場合
超広角 -

広場、横広がりの低い建造物

(2025年4月25日入稿)

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