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施設報告

LED視線誘導灯 開発経緯報告

国内営業部 札幌営業所 赤坂 人司
株式会社つくばイワサキ 堀田 哲也

キーワード

LED,視線誘導灯,悪天候,道路,運転者

1.開発背景・ねらい

悪天候下(吹雪/濃霧/豪雨発生時)や道路平面線形を運転者が錯覚・判別し難い道路における交通事故による道路規制や通行止めに伴う経済的な滅失利益は,毎年,日本各地で発生,常態化しており社会問題化している。

開発したLED視線誘導灯は,道路の路肩近傍に設置し点灯させて,道路利用の運転者に道路平面線形や縦断勾配を判らしめて,「安全に安心して円滑な走行が出来る」ことより,①交通事故に伴う滅失利益の低減化,②円滑走行による車両数増大による物流量増大に伴い疲弊した地域経済の活性化が図れるものと期待されている。

本報告は,LED視線誘導灯の製品化過程での技術検証/開発経緯を,時系列的に,検証手順を提示しながら予測計算を行い,その結果を基に機能・性能評価の検証をした概要を示すものである。

2.検証項目

LED視線誘導灯の開発/製品化過程における主な検証項目(1~13)を示す。

  1. LED発光部の基準輝度対策
  2. LED発光部への湿気対策
  3. ランプシリンダー部への着雪・着氷対策
  4. 風圧力によるランプシリンダー部破損対策
  5. 除雪車の投雪によるランプシリンダー部破損対策
  6. 自動車による衝撃力の算出と対策
  7. LED基板の衝撃/防湿対策
  8. 電気機器(安定器など)の絶縁対策
  9. LED視線誘導灯の耐寒試験
  10. LED視線誘導灯ケーブルの耐寒対策
  11. LED視線誘導灯のビス類への振動対策
  12. LED視線誘導灯の冬期暴露試験
  13. LED視線誘導灯の現地実証試験

3.性能仕様

NEXCO性能仕様の下記項目は,開発/製品化過程の構想企画,基本設計,仕様検証及び機能・性能評価試験の何れかの段階にて,性能を検証済みの項目である。

定格/電気容量

検証結果
入力電圧200V 電気容量10VA以下/片面
入力電圧200V 電気容量22VA以下/両面

灯具構造

防雨防塵/防錆構造 JIS C0920防水試験(保護等級3)

  • 散水ノズルによる保護等級3の試験を行い器具内部に浸水のないことを確認。
  • 器具性能としてはIP43を確認。
検証結果
保護等級3,IP43 確認

灯具構成部品

透光フード(採用:メタクリルシリンダー)

検証結果
使用温度
-40℃~+65℃
着火温度
400℃
硬度
ブリネル硬さ20
耐衝撃強度
10~16倍(ガラス1比較)

発光部

検証結果
発光色
緑色(発光波長527nm) / 橙色(発光波長590nm)
発光部最大輝度
25000cd/m²以上
配光半値角
緑色±15度(2θ1/2)
橙色±20度 〃
ランプ寿命
40000時間(公称)

変圧器(200V仕様)

検証結果
防水構造 防まつ形 定格容量25VA

ポール

検証結果
STK ø89.1×t2.8
仕上げ 溶融亜鉛メッキ HDZ35
風速60(m/sec)

反射シート

検証結果
JIS Z 9117(保安用反射シート及びテープ)適合品
黄色
高輝度反射シート
黒色
通常シート
緑色
高輝度反射シート
白色
通常シート

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