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施設報告

三鷹駅北口LED点字ブロック - 視覚障害者歩行支援LED点字ブロック -

国内営業事業部 営業技術部 営業技術企画グループ 鵜川 広之進
情報機器事業部 事業企画グループ 渋谷 幸彦

キーワード

武蔵野市,バリアフリー,点字ブロック,視線誘導,視覚障害,LED,高輝度

1.はじめに

武蔵野市は,障害の有無にかかわらず共に地域で暮らしていくために,障害のある人がない人と同じ日常生活を送れるような生活環境を目指し「高齢者にやさしいまちは,障害者にも他のすべての人にもやさしい」をまちづくりの基本理念として掲げてきた。

平成15年度に「武蔵野市交通バリアフリー基本構想」を策定し,障害者や高齢者が地域の一員として自立と社会参加ができるよう,安全で安心の道路や建物のバリアフリー化等を行ってきた。

この一環として,高輝度反射形LED付点字ブロック(以降「LED付点字ブロック」と言う。)を設置したので,その概要を紹介する。

なお,武蔵野市の吉祥寺駅周辺地区は平成17年度,国土交通省よりスーパーモデル地区に指定されている。

2.設置場所

図1 LED付点字ブロック設置位置図

図1 LED付点字ブロック設置位置図

武蔵野市は東京都のほぼ中央,特別区の西部に接し,都心(新宿)から約12kmの地点に位置し,JR中央線の新宿駅から12分の三鷹駅北口駅前の交通島歩道に全長約19mに渡りLED付点字ブロックを設置した。(図1)

この歩道は幅員約5.2m(有効幅員)で駅から向こう側の幹線道路へ渡る主要な歩道であり,ロータリー側にはバス降車場がある。朝夕の通勤,通学時にはバス降車者や歩行者が非常に多く,警察署,市役所,市民文化会館,中央図書館,病院などがあり文化ゾーンとして形成され,昼間に於いても歩行者が絶えない。

3.LED付点字ブロック

3.1 点字ブロックの配置

点字ブロックを配置する上で重要になるポイントは,視覚障害者の誘導(線状ブロック)と停止(点状ブロック)である。進行方向と危険な場所又は進路変更等の場所に,安全を考慮して適切に配置しなければならない。また,歩道上の通行位置が中央,右寄り,左寄りなど,現地通行の流を考慮し決定する必要がある。(図2)

LED付線状ブロックの取付間隔は,視覚障害者などの誘導を考慮し決定する必要がある。視覚障害者は足元を確認しながら歩行する傾向があり、杖の届く範囲である1m程度で3枚に1枚とした。LED付点状ブロックは停止位置全体を明確にするため4枚に1枚とした。今回の配置ポイントは以下の通りであり、種別内訳表を表1に示す。

  1. 歩行者やバス停の乗降者が多く歩道中央より歩行者の少ない植栽側に配置
  2. 横断歩道を越えた向かい側歩道の点字ブロックに合わせ進路変更
  3. LED付線状ブロックを0.9m間隔にて配置
  4. LED付点状ブロックを1.2m間隔にて配置
表1 点字ブロック種別内訳表
  線状ブロック 点状ブロック
LED付 21枚 8枚
標準 38枚 46枚
図2 点字ブロック配置図

図2 点字ブロック配置図


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