納入事例

スポーツ施設照明 野球場

秋田県立野球場「こまちスタジアム」秋田県秋田市

より快適にプレー・観戦が出来る球場にリニューアルされたスタジアムのナイター照明をLED化し、良好な照明環境を創出

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  • LED
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  • プロ野球公式戦にも対応するナイター照明全点灯時のスタジアム全景。

  • バックスクリーン前。内野を「レディオック フラッド ゼスト」で、外野を「レディオック フラッド デュエル」で照らし、質の高いナイター照明環境を創出している。

  • 秋田竿灯まつりの竿灯をイメージした照明塔には「レディオック フラッド デュエル 830W・560Wタイプ」が設置されている。今回の工事で架台部分のみ別工事で改修された。

  • 照明塔には、中角・広角タイプの配光の「レディオック フラッド デュエル 830W・560Wタイプ」が設置されている。

  • 一塁側ファールゾーン。改修工事で張り替えられた人工芝のグリーンを演色性に優れたLEDの光で鮮やかに照らし出す。

  • 一塁側よりスタジアムをのぞむ。

  • 膜屋根に設置されているLED投光器は、まぶしさを抑制した高次元の照明環境を実現する「レディオック フラッド ゼスト」。

  • センターより膜屋根をのぞむ。

  • 省エネに貢献するLED照明で球場を明るく照らし出すとともに、周辺への漏れ光を抑え、良好な照明環境を実現している。

  • バックネット裏よりスタジアム全景をのぞむ。

施設概要

施主
秋田県
設計
(株)日建設計
施工・電気工事
本荘電気・羽後電設・三菱マテリアル電子化成・松澤電気JV

竣工

2018年3月

秋田県立野球場は、両翼100m、センター122m、収容人員25,000人の規模を持つ野球場として、2003年に竣工しました。開場以来、愛称である「こまちスタジアム」として親しまれている球場では、県内の社会人、大学、高校の公式戦をはじめ、プロ野球公式戦が開催されるなど、アマチュアからプロまで幅広く利用されていて、名実ともに秋田県を代表する県下最大の野球場です。

メインスタンドのネット裏を覆う、秋田名産の米粒を模した白い膜屋根と秋田竿灯まつりの竿灯をイメージした4基の照明塔が特徴的な球場では、2017年より大規模改修工事を実施し、2018年3月に終了、6月末にリニューアルオープンしました。今回の改修工事では、外野の芝生全面張替えや客席屋根再塗装などに併せてナイター用の照明塔、架台部分を改修するとともに照明の省エネ化を図る目的でLED化が実施されました。スタジアム完成から15年が経過し、日本海に隣接した施設であることから設備の腐食進行速度が速いため、腐食対策として照明器具は全てポリエステル塗装+フッ素塗装の重耐塩仕様としました。スタジアムの特徴となっている白い膜屋根に設置されている照明器具は、建築デザイン上取付高さが低いため、既設投光器ではグレアが課題となっていましたが、既設メタルハライドランプ1500Wに替えて、まぶしさを抑えた配光性能のLED投光器「レディオック フラッド ゼスト 800クラス」を設置することで、グレアを大幅に抑えることが出来ました。

また、4基の照明塔は既設メタルハライドランプ1500Wに替えて、高出力形LED投光器「レディオック フラッド デュエル 830W・560Wタイプ」を設置。内野を「レディオック フラッド ゼスト」、外野を「レディオック フラッド デュエル」で照らし、大幅な省エネを実現しつつ、プロ野球開催に必要な照度を既設と同等以上に確保しています。今回の照明改修では、改修前(既設HID照明)と改修後(LED照明)の光環境測定及び各点灯パターンの比較も行うなど十分に検討を重ねたうえで照明計画を立案し、明るく均斉度の高い良好なナイター照明環境をつくることが出来ました。