納入事例

スポーツ施設照明 野球場

佐賀県立森林公園 みどりの森県営球場佐賀県佐賀市

佐賀県を代表する野球場のナイター照明をLED化し省エネ、省メンテナンスに貢献する良好な視環境を実現

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  • LED
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  • 周辺の景観に配慮した真円形の球場を「レディオック フラッド デュエル 830Wタイプ・560Wタイプ」で照らし、大幅な省エネを実現しつつ良好な視環境を創出している。

  • グラウンドと観客席の高低差が少なく、観やすさを重視した球場をLED照明で明るく均斉度よく照らしている。ナイター照明全点灯時は内野2000ℓx以上、バッテリー間2500ℓx以上とプロ野球公式戦にも対応する照度を確保している。

  • 最下段高さ40mの照明鉄塔を流用して高出力LED投光器「レディオック フラッド デュエル」を設置している。

  • 液晶タッチパネル式の照明制御盤「ITACS-LCシステム」。更新前に設置されていた照明制御盤「アイ マクルス」と同様の操作スイッチを併設し、従来通りの操作性を可能にしている。

  • 球場外観夜景。

施設概要

施主
佐賀県佐賀土木事務所 街路公園課
設計
(株)協和コンサルタンツ 九州支社
電気工事
照明制御盤:(株)門田電気(竣工/2019年8月)
1工区:佐電工・宮園電工特定建設工事共同企業体
2工区:有明電設・シグマ共同企業体
3工区:岡田電機・門田電気建設共同企業体

竣工

2020年3月

みどりの森県営球場は、佐賀県立森林公園内に1999年4月に誕生した球場で、高校野球などアマチュア公式戦はもちろん、プロ野球公式戦も開催できる本格的野球場として充実した設備を完備しています。公園内に位置するため、できるだけ建物の高さを抑えて周囲の景観に留意すると同時に、円形のスタジアムはグラウンドと観客の高低差が少なく、フィールドでプレーする選手と観客が一体となった空間が広がっています。センター122m、両翼99.1m、収容人数約16,500人という規模を持つ球場には、2001年にHID投光器によるナイター照明設備が設置され、レクリエーションからプロ野球まで目的に応じた5段階の点灯パターンを制御する照明制御盤を併設しています。

今回の照明設備改修では、老朽化した照明設備をHID照明からLED照明へと更新し、併せて照明制御盤も液晶タッチパネル式の制御盤にリニューアルしました。これまでと同様の5段階点灯パターンを継承しつつ、既存電源設備も最小に抑えた更新とし、6基の照明鉄塔を流用のうえ、既設HID投光器と同数の高出力LED投光器「レディオック フラッド デュエル 830Wタイプ・560Wタイプ」に更新しました。これまで、プロ野球開催時には多大な電力を必要としていましたが、高効率、高出力、長寿命のLED照明に更新したことで、大幅な省エネ効果が期待できるとともに、均斉度の高い良好な照明環境をつくることができたと考えています。

当球場は、2024年に佐賀県で開催される国民スポーツ大会(国スポ、現・国民体育大会)で、高校硬式野球の競技会場として使用される予定となっています。

主な納入器具