ライティング講座(照明講座)

照明の基礎知識

明るさと物の見え方 - 輝度対比(\(C\))

関連資料

  • IES:Lighting Handbook(2000)

図3.2は、識別できる最小輝度対比(輝度対比弁別閾値)を示した例で、視対象の輝度(\( L_{o} \))、背景輝度(\( L_{b} \))、視対象の大きさ(視角:分)、見る時間(秒)との関係を示したものです。背景輝度が高いほど、視対象の大きさが大きいほど、見る時間が長いほど、わずかな対比まで識別できることを表しています。

\( C=\dfrac{L_{b}-L_{o}}{L_{b}} \)

\( C \)
輝度対比
\( L_{b} \)
背景輝度
\( L_{o} \)
視対象物の輝度(ただし\( L_{b} \gt L_{o} \))
背景輝度と見る時間0.1秒による輝度対比弁別閾値の例グラフ
背景輝度と視対象の大きさ(視角)4分による輝度対比弁別閾値の例グラフ

図3.2 知覚できる最小の輝度対比

(参考文献 IES:Lighting Handbook(2000))

(2025年4月25日入稿)

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