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施設報告

大貝トンネルの照明設備 - 広スパン対応型トンネル照明器具の納入事例 -

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キーワード

大貝トンネル,広スパン,トンネル照明,片側配列,小型・軽量,均斉度,視認性,コスト縮減

1. はじめに

大貝トンネルは,一般国道403号大白倉バイパスの中間地点に位置するトンネルである。

大白倉バイパスは,新潟県長岡市小国町三桶から十日町市岩瀬間の幅員狭小,線形不良の隘路区間を解消し,安全で円滑な交通の確保を目的とした延長約6.5kmの2車線道路である(図1)。

本稿では,上記大貝トンネル照明設備の基本照明に広スパン対応型トンネル照明器具が採用(平成18年5月)されたので,その概要を紹介する。

図1 大貝トンネル位置図

図1 大貝トンネル位置図

図2 長岡市側坑口付近

図2 長岡市側坑口付近

図3 十日町市側坑口付近

図3 十日町市側坑口付近

2.照明設計

2.1 設備概要

大貝トンネルの概要を表1,また断面形状を図4に示す。

表1 トンネル概要
道路規格 第3種3級
トンネル延長 393.0m
道路幅員 6.0m
歩道幅員 3.0m
全幅員 10.75m
設計速度 40km/h
交通方式 対面交通
日交通量 10,000台/日未満
トンネル内
反射率と仕上げ
天井面 コンクリート(25%)
壁面 コンクリート(25%)
+ 内装板(60%,H=2m)
路面 コンクリート(25%)
図4 トンネル断面形状

図4 トンネル断面形状

2.2 設計コンセプト

照明設備の設計にあたり,次のコンセプトに基づき計画が行われた。

  1. 視認性の確保(良好な均斉度)
  2. 設置台数の削減(初期設備費,維持費の削減)
  3. 歩行者の安全な通行(歩道部の照度)

2.3 設計基準値

前述のトンネル概要及びトンネル坑口の状況から,本トンネル設計における基準値が設定されている(表2)。

表2 設計基準値
車道部平均路面輝度 0.75cd/m²
歩道部平均路面照度 5ℓx
野外輝度 両坑口とも4,000cd/m²

2.4 器具・光源の選定

基本照明は,トンネルを走行する運転者が前方の障害物を視認するのに必要な明るさを与えるための基本的な照明で,トンネル全長に亘って設置するものである。光源及び器具の選定要件としては,照明効果が適切に得られ経済的であること,さらに維持保守に際して,ランプの互換性や入手が容易であることが条件となる。

上記をふまえ,以下の3種の器材にて検討を行った。

  1. KPL(P)035B
  2. KPFHP(P)0451B
  3. KPD(P)060BL

これらの光源は光束,効率など光源として具備すべき特性が安定しており,トンネルという使用場所の環境に適合している。そこで,この3種類より,環境条件,経済性,見え方及び快適性などについて検討を行った。


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