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施設報告

天理大学体育学部総合体育館新築工事(第一期工事) - メインアリーナ・体操場の照明 -

国内営業事業部 営業技術部 田中 哲治
国内営業事業部 第二営業部 近畿技術設計センター 鈴木 偉人
国内営業事業部 第二営業部 市場開発グループ 田中 智也

キーワード

天理大学,体育館,メインアリーナ,体操場,照明制御装置,電動昇降装置,グレアカット

1. はじめに

図1 メインアリーナ・体操場外観

図1 メインアリーナ・体操場外観

天理大学体育学部総合体育館は,一期工事でメインアリーナ・体操場の建設が行われ,二期工事でサブアリーナ・屋内プール・トレーニングルームの建設が進められている。

本稿では一期工事で完成したメインアリーナ・体操場の照明設備の概要について紹介する。(図1)

所在地
奈良県天理市
竣工
平成16年6月(第一期工事)
施主
天理大学
電気工事
株式会社きんでん

2. 照明設備の概要

2.1 設計照度

メインアリーナおよび体操場ともに,公式競技対応とし,維持平均照度で1,000ℓx以上を確保している。メインアリーナ全点灯時の点灯状況を図2に,水平面照度分布を図3に示し,体操場全点灯時の点灯状況を図4に,水平面照度分布図を図5に示す。

図2 メインアリーナ全点灯時

図2 メインアリーナ全点灯時

図4 体操場全点灯

図4 体操場全点灯

2.2 照明設備の特徴

メインアリーナの照明設備は,光源には高効率形メタルハライドランプ1kWを使用し,照明器具は電動昇降装置付きの1kW用の特注2灯用バンクライトを24セット使用している。(図6)

体操場の照明設備は,光源には高効率形メタルハライドランプ1kWを使用し,照明器具は1灯用埋め込み形の電動昇降装置付きのセードを28台使用している。体操場は取付け高さが7mと低く,グレアを軽減するために器具下面に取り付けたガラスプロテクターのガラスは,混光灯やスポライト®で採用している型押強化ガラス(ミストレックスガラス)を使用している。

メインアリーナおよび体操場のいずれも電動昇降装置操作盤により,器具の昇降が容易に行えるため,ランプ交換等の保守作業が容易に行えるようになっている。(図7)

図6 メインアリーナ照明器具設置状況

図6 メインアリーナ照明器具設置状況

図7 電動昇降装置操作盤内部

図7 電動昇降装置操作盤内部

2.3 照明制御

図8 照明制御端末器盤内部

図8 照明制御端末器盤内部

照明制御は,ITACSコントロールシステムを使用しており,一期工事では,照明制御端末器盤内に伝送ユニットを内蔵している(図8)。点灯制御は,メインアリーナおよび体操場の各々に設けられた壁スイッチにより,フリーアドレス設定器により組み込まれた点灯パターンが容易に制御できるようになっている。

最終的には,二期工事のサブアリーナ・屋内プール・トレーニングルームが建設される段階で主制御盤(Lシステム)を設置される予定になっている。

3. おわりに

今回,体操場で使用したミストレックスガラスは,クリアのガラスと比較してランプが直接見えないため,グレアを軽減するのに有効的であった。二期工事のサブアリーナ・屋内プール・トレーニングルームの照明設備についても現在,打ち合わせを行いながら進めているが,経済的でグレアの少ない照明となるように計画を進めていきたいと考えている。

最後に,一期工事の完成にあたり,ご指導,ご協力をいただきました関係各位に心よりお礼申し上げる。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第11号掲載記事に基づいて作成しました。
(2004年10月4日入稿)


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