公園・街路照明用ポール

アクリルシリコン樹脂塗装ポールの特長


柱断面図

溶融亜鉛めっき及びアクリルシリコン樹脂焼付塗装を施し、耐久性を向上させ、ポールの美観を長期にわたり維持します。
鋼管の内側は溶融亜鉛めっき、外側は溶融亜鉛めっきに化成処理層、アクリルシリコン樹脂焼付塗装
塗装色「メタリックシルバー(MS)」、「ウォームグレイメタリック(WGM)」、「ガンメタリック(GM)は、アクリルシリコン樹脂をベースに、良質なステンレスフレークを配合した高品質塗料を採用しています。
直射日光下でもステンレスフレークが光を反射するため、劣化しにくく、耐候性に優れています。
また、微細なステンレスフレークが、光の当たり方で表情を変え、上質な景観に融合します。

公園・街路照明用ポール一覧

エキスパンドアンカー

折りたたみ式のアンカーで、フレーム部分を広げれば簡単に組立てられます。
かさばらないので、運搬も容易で保管スペースも少なくてすみます。
(ボルト・ナット:溶融亜鉛めっき)

マルチアダプタ

公園・街路用照明器具のリニューアル時に使用するポールトップアダプタです。
さまざまなポール先端径に対応可能です。

ジョイントユニット

ジョイントユニットは、防水カバーを被せたブレーカに配線を施し、ユニット本体を気密にした配線システムです。
気密性の高いユニット本体によって、照明ポール内の結露からブレーカや配線部を守り、絶縁性能の低下を防ぎます。
ユニット本体からは電源や各機器との接続用のリード線が出ていますので、ケーブルとの接続が現場の標準的な工法で極めて簡単にできます。
小形で従来のジョイントボックス対応のポールに使用可能な他、段付ポール、直管ポールなどにも使用可能ですが、ポール内の取付板に別途加工を必要とする場合があります。
詳しくは最寄りの営業所にお問合せください。

保護等級
IP68

※湿度95%を超える環境では使用しないでください。

ジョイントユニットS(スモールタイプ)

ジョイントユニットSは、小形照明ポールに適した防水ブレーカです。
小形デザインポール、公園街路灯のブレーカに適しています。
従来のジョイントユニットに比べて小形のため、安定器2台収納形のポールでも使用できます。

保護等級
IP68

※湿度95%を超える環境では使用しないでください。

ジョイントユニット取付金具

これまでジョイントユニットをポール内に収納する場合、ジョイントボックス取付用加工がされていない一般ポールでは取付けが困難でした。
ジョイントユニット取付金具を利用することで、新設・既設を問わず、各種ポールにジョイントユニットが取付けできるようになります。

取付方法

ポール開口部を開けてスイッチ板を取外し、代わりにジョイントユニット取付金具を取付けます。
ジョイントユニットの取付金具への取付けは、ジョイントユニットに付属のねじ2本を使用します。

適合ポール

開口部の太さが、丸ポールは外径ø114.3以上、角ポールは□100以上のものに適合します。
ただし、安定器2台収納形のポールでは使用できませんのでご注意ください。

ポール表面処理

※表面処理断面図は、下地処理層を省略しています。

ポール材料:鋼管

鋼管の内面は溶融亜鉛めっき、外面は溶融亜鉛めっき後に化成処理層にアクリルシリコン樹脂焼付塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき後アクリルシリコン樹脂焼付塗装
塗装方式
溶剤系焼付
該当商品
レディオック エリア用ポール
  • 指定色対応可能
  • 長期間美しい仕上げを維持
  • めっき層と塗装膜の二重防食効果による優れた耐久性

素管の内面は溶融亜鉛めっき、外面は溶融亜鉛めっき後ステンレスフレーク入塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき後ステンレスフレーク入塗装
塗装方式
溶剤系焼付(常温乾燥)
該当商品
特注対応
  • メタリック調の仕上げ
  • 長期間美しい仕上げを維持
  • めっき層と塗装膜の二重防食効果による優れた耐久性

素管の内面は溶融亜鉛めっき、外面は溶融亜鉛めっき後ポリウレタン樹脂塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき後ポリウレタン樹脂塗装
塗装方式
溶剤系常温乾燥
該当商品
塗装標準ポール
  • 指定色対応可能
  • めっき層と塗装膜の二重防食効果による優れた耐久性

素管の内面と外面は溶融亜鉛めっき

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき
該当商品
ローリングポール
  • めっき層による防食効果
  • 美観上劣る

素管の外面はさび止め塗装

  • 一般
表面処理
さび止め塗装
塗装方式
溶剤系常温乾燥
該当商品
標準ポール
  • 現場での上塗り塗装が必要
  • 上塗り塗装レベルにより防さび性能が変わる。定期点検と早めの補修塗装が必要

素管の内面は溶融亜鉛めっき、外面は溶融亜鉛めっき後ポリエステル樹脂粉体塗装・セラミック塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき後ポリエステル樹脂粉体塗装・セラミック系塗装
塗装方式
粉体焼付塗装・セラミック焼付塗装
該当商品
特注対応
  • 耐候性、耐汚染性に優れ、長期間美しい仕上げを維持
  • めっき層と塗装膜の二重防食効果による優れた耐久性

素管の内面は溶融亜鉛めっき、外面は溶融亜鉛めっき後フッ素樹脂系塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
溶融亜鉛めっき後フッ素樹脂系塗装
塗装方式
溶剤系焼付(常温乾燥)
該当商品
特注対応
  • 耐候性、耐汚染性に優れ、長期間美しい仕上げを維持
  • めっき層と塗装膜の二重防食効果による優れた耐久性

ポール材料:耐候性鋼管

素管は耐候性鋼材、さび安定化処理

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
さび安定化処理
塗装方式
さび安定化処理法
該当商品
耐候性鋼ポール
  • さび安定化により耐候性が向上

素管は耐候性鋼材、外面は不動態化処理塗装後溶剤系上塗り塗装

  • 重耐塩
  • 耐塩
  • 一般
表面処理
不動態化処理
塗装方式
金属表面不動態化処理塗装
該当商品
特注対応
  • 耐候性鋼の表面を不動態化して耐候性鋼材の耐候性が向上
  • 溶融亜鉛めっきポールにも不動態化処理にて耐候性が向上

使用上のご注意

ポール施工時のご注意

  • ポールの地際部は、腐食防止のため必ずコンクリート根巻きをしてください。
    • ※地際部は腐食しやすいので、「安全チェックシート」を使用して定期点検を行ってください。腐食が見られる場合は速やかに補修、又は交換をしてください。
  • 犬の「マーキング」によるポール根元の腐食について
    「マーキング」とは、他の犬の排尿跡の臭いを嗅いで、その上に自分の尿で臭いをつけて縄張りを主張する行動で、ポールの根元が極端に早く腐食してきます。
    • ※詳しくは(一社)日本照明工業会発行の「鋼製照明用ポール点検・診断のおすすめ」(JLA1018)をご参照ください。

ジョイントユニット使用上のご注意

ポールの経年劣化

経過年数0から5年では特に異常なしが100%、6から10年ではランクA(危険)を含め劣化が10%強、11から15年ではランクA 5%を含む劣化が20%弱となり、16から20年経過するとランクAが15%、ランクB・Cの劣化を含め60%に激増します。21から25年経過するとランクAが40%となり、26から30年では劣化が80%近くになります。また31から35年経過するとランクAが70%を超え、全体の80%が劣化の状態になります

経過年数別腐食状態

  • 鋼製照明用ポールは、設置場所、気象条件及び交通量などの使用環境によるストレスにより、腐食や金属疲労などの経年劣化を起こします。
    特にポール下部(開口部廻り、地際部周辺)は、他の部位に比べ早く劣化が進行する可能性があります。
    経年劣化が進行したポールをそのまま使用し続けると大事故に至る可能性がありますので「安全チェックシート」を使って定期点検を行い、安全性を確保した状態で使用してください。
  • 特に、ポールの地際部に犬の尿など動物の排泄物が頻繁にかかる場所では腐食が激しくなるため注意が必要です。
    そのような場所ではポールを早めに取替えるとともに防錆処置をして使用してください。
    (一社)日本照明工業会「鋼製照明用ポール 点検・診断のすすめ」より(JLA1018)
    1. 鋼製照明用ポール設置後、6~10年でランクA(危険)に至るような腐食進行したものが見受けられます。
      設置環境や、メンテナンス状況により腐食程度が大きくばらつきます。
      • 定期的な点検・補修を行うことによりトラブルを未然に防げます。
    2. ランクA(危険)の腐食状態は植栽部に設置されたポールに多く見受けられます。
      植栽部78%(ランクA総数中)
      • 植栽部は湿潤状態となることが多いため、地際部の腐食が進行すると考えられます。
        ポール地際部を根巻きすることにより、腐食速度を低減させることができます。