ライティング講座(照明講座)

照明関連の計算法

配光特性の見方・使い方 - 配光曲線

測定した配光は目的に応じて、直角座標・正弦等光度曲線・極座標を使って表示します。これを配光曲線といいます。配光曲線は使用する光源の種類によって光の量が異なるため光度を1000ℓm当たりの数値で表すことが一般的です。

(1)直角座標

基準軸を通る全ての平面上の配光が基準軸に対して対称(軸対称配光)かつ集光性が高い照明器具(光源)の配光特性を表すときによく用いられます。
例）投光器、スポットライト

(2)正弦等光度曲線

基準軸を通る1つの平面に対して対称とみなせる配光(一面対称配光)を有する器具は、正弦等光度曲線として表します。各光度は、水平角($\phi$)、鉛直角($\theta$)で表され、下半球の半分で代表しています。
例）道路灯、トンネル灯

図4.3 正弦等光度図の表し方

図4.4 鉛直角$\theta$と水平角$\phi$の関係

(3)極座標

(1)(2)に該当しない照明灯具(光源)の配光特性を表すときに用いられます。
例）街路灯、蛍光灯、ダウンライト

図4.6 極座標(1面対称配光)

(2025年4月25日入稿)