スポーツ施設照明

6つの設計ファクター

見やすく快適なスポーツ環境を実現する6つの設計ファクター

プレイヤーや観客が競技に集中できる、快適な光環境を築くために、岩崎電気は6つの設計ファクターを重視して提案しています。

1. 機能性

それぞれの競技特性に合わせた照明設計。明るさ(照度)とまぶしさ抑制を両立させます。

照度・照度均斉度プラス空間照度

競技者の視線が常に動く中でも良好な視認性と安全性を確保するためには、照度分布のムラや明暗差を抑えることが重要です。各競技のレベル(視対象の大きさ、動き、見る距離など)に応じて定められた、JIS(日本工業規格)の照度基準及び照度均斉度の目安に沿って、照明設計を行っています。また、競技によっては、空間の明るさが必要になる場合もあるので、三次元での光の検討も行っています。

レディオック フラッド デュエル:照明イメージ
一般的なLED投光器:照明イメージ

グレア(まぶしさ)の抑制

グレアは視対象の見え方や競技への集中力を低下させる原因となります。グレア対策は、見る方向・範囲に照明器具を配置しないことを基本として、さらにルーバ設置などによって配光の改善を図ります。

レディオック フラッド デュエルとHID投光器の輝度分布比較
レディオック フラッド デュエルとHID投光器の輝度分布比較

2. 快適性

色温度と演色性で快適な空間をつくります。

色温度

光源の光色で雰囲気は大きく変わります。活動的な感じを与える暖か味のある光色(一般に3000~4500K)と、さわやかで涼し気な感じを与える光色(5000~6500K)を目的に応じて使い分けし、演出性をもたせます。

演色性(平均演色評価数Ra)

ユニフォームなどの色が自然に見える、演色性に優れた光源を使用します。ハイビジョンTV放映の場合にはRa:80以上を目安とします。

3. 周辺への配慮

周辺環境への影響も含めてプランニングします。

光漏れ抑制

周辺環境への影響を考慮し、光漏れを抑制することが重要です。照明塔の配置の検討や、ルーバ付投光器の使用、あるいは、樹木・フェンス・観客席などで競技面を覆う方法も有効です。

光漏れイメージ
光漏れイメージ
漏れ光制御イメージ
漏れ光制御イメージ

4. 経済性

コスト全体を考え、効率を追求します。

大形LED照明で灯数削減

130000ℓmの定格光束を誇るレディオック フラッド デュエル

定格光束の値が大きいLED照明を活用することによって、HID照明に比べて、設置灯数を削減できるケースがあります。灯数を減らすことができれば、イニシャルコストはもちろん、点検費などのランニングコストも抑えることが可能。LED化による省エネ効果と合わせて、大幅なコストダウンが図れます。

既設の架台などを生かして初期費用削減

岩崎電気のLED投光器の多くは、既設のHID投光器用取付架台に取付けられる仕様になっています。既設の架台・器具を活かすことによりイニシャルコストの削減が可能です。

点灯時間が少ない場合はHIDも活用

LEDとHIDを組合せて使用している東京体育館

想定される点灯時間が短い場合は、LED照明だけで設計するよりも、価格が相対的に安いHID照明を組込んだほうがトータルコストを抑えられるケースがあります。LEDとHIDのベストな組合せをご提案します。

5. TV対応

TV放映への対応も欠かせないファクターです。

ハイビジョン・ハイスピードカメラ対応

ハイビジョン撮影に対応した平均演色評価数Ra80(高演色形)をラインアップ。また、独自の電源回路設計によりフリッカレス点灯を実現し、スーパースロー再生の際に明暗を繰り返す“ちらつき”を抑えます。

6. 管理

本当に考えなければいけないのは、“設置した後のこと”です。

システム管理

ITACSコントロールシステム

複合スポーツ施設では、そこで行われる競技・イベントによって照明ニーズは異なります。ITACSコントロールシステムなどの制御システムを使えば、イベントの種類に合わせて照明設備を一括制御できます。

保守管理

照明効果を維持するためには、清掃間隔の設定や電気設備のチェック、照度測定による照度低下の確認、ランプ交換などが必要です。保守管理によって照明効果の半減や設備寿命の短命化を軽減することができます。器具の配置を決める時には、あらかじめ保守のしやすさも踏まえて検討します。

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