ハイブリッド太陽灯「アイバード」を発売

2005年3月1日

風力・太陽光による新ハイブリッド発電システム

ハイブリッド太陽灯「アイバード」

岩崎電気株式会社(本社:東京都港区芝3-12-4 代表取締役社長:田﨑昭夫)は、環境・安全・安心を開発コンセプトとした風力・太陽光発電の照明システム、ハイブリッド太陽灯「アイバード」を開発、4月1日より発売いたします。

当商品の開発背景には、深刻さを増す地球温暖化、温室効果ガスの削減目標は、「京都議定書」の発行を受け、2012年までにその後の増加分を含めると現時点よりも14%削減することが義務付けられており、歯止めをかけるための具体的施策が求められています。

当商品はこの削減に向けた具体的な削減策として、街路、公園における小型風力と太陽光のハイブリッド発電システムとして提案するものであり、国、自治体レベルでの導入が増加されてくるものと思われます。

弊社は、平成11年よりハイブリッド太陽灯を販売しており、当商品にはこれまでのノウハウを生かした、照明器具、最大電力追従回路、風力発電機、システムコントローラなど新システムを搭載しています。

当商品は、小型風力発電機の専門メーカー、「ゼファー株式会社」(本社・東京都渋谷区 伊藤 瞭介社長)との共同開発商品であり、両社の技術を組合せ発売します。販売目標は900台/年間、希望小売価格(消費税抜き)は現有商品の30%コストダウンを目標とした100万円台を予定しています。

ハイブリッド太陽灯「アイバード」の主な特長

  1. 照明器具は、高圧ナトリウムランプ、蛍光灯、LEDなどがあり、目的に応じて選択できます。
  2. 太陽光発電部には、業界初の最大電力追従回路(蓄電池充電用として初搭載)を採用したことにより、同一太陽電池で130%の発電量増加(当社比)が期待できます。
  3. システムコントローラには専用のマイコンを開発。タイマー、充放電制御など一括して管理します。
  4. 風力発電機部(出力400W)には、新開発の消音ブレードを採用、騒音は従来比1/50(当社比)にまで減少。これにより、弱風から強風まで、静粛な運転が可能。
  5. 発電量を増加させる新技術、パワーアシスト機能は、無風でも、毎分6秒間だけプロペラを強制的に回転させるので、風を良く捉え発電効率が大幅に増加します。
  6. 自動減速機能は、25メートルの暴風下で発電を続ける新技術です。さらに強風になった場合は自動停止機能に移ります。停止状態での耐風速は65メートルです。

ハイブリッド太陽灯「アイバード」仕様

風力発電機

固定翼式アップウィンド形

  • 3枚翼形・カーボンファイバー製(ローター直径 ø1170mm)
  • 発電開始風速 2.5m/s
  • 定格出力 400W(パワーアシスト機能付)
太陽電池モジュール シリコン単結晶、定格出力50W×2
照明器具 照明器具(LED、蛍光ランプ、高圧ナトリウムランプより選択)
ポール 鋼板
コントローラ ICシーケンス方式
蓄電池 メンテナンスフリー鉛蓄電池

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