Home > IWASAKIテクニカルレポート > 技術資料 > LED街路照明器具「LEDioc APPROACH TOLICA-L」- 既設ポール対応LEDアプローチライト(マルチポール対応) -

技術資料

LED街路照明器具「LEDioc APPROACH TOLICA-L」- 既設ポール対応LEDアプローチライト(マルチポール対応) -

株式会社アイ・ライティング・システム 商品開発部 商品開発課

キーワード

キーワード:LEDioc APPROACH TOLICA-L,街路灯,アプローチ灯器具,マルチポール対応,リース対応

1.はじめに

各社ともLEDアプローチライトは発売しているが,普及はあまり進んでいない。その原因の一つとして,既設アプローチライトを新規に交換(LED化)しようとしたとき,地面に埋設された既設アプローチライト用の低ポールを取り外すことが困難であり,コストと手間がかかることが挙げられる。

そこで,既設アプローチライト用の低ポールは交換せずにそのまま使用し,器具の部分だけ新しく交換することが可能になれば上記課題の払拭を図ることができる。今回,器具を各種ポールに接続できる万能なマルチアダプタも合わせて開発した。

2.商品概要

図2 外形寸法図

既設のポールを使用可能であり,手間のかかるポール交換が不要となる。また,LED電源も器具本体に内蔵されているため,簡単にLED器具へリニューアルすることが可能となる。

本シリーズは弊社独自のマルチアダプタ構造を搭載することにより,幅広い既設のポールサイズに対応することが可能となっている。リース件名やESCO事業,既設器具からのリニューアルにも最適な照明を提供することができる。ラインアップは既設用2機種,新設用2機種の合計4機種を用意している。

器具の外観図を図1に,外形寸法図を図2に,商品ラインアップを表1に示す。

既設用

新設用

図1 外観図

表1 品種一覧
設置タイプ 既設用(本体+マルチアダプタ) 新設用(本体+ポール)
光源色 5000K相当
(昼白色タイプ)
2700K相当
(電球色タイプ)
5000K相当
(昼白色タイプ)
2700K相当
(電球色タイプ)
形式 EGL04044/NSAN9 EGL04044/LSAN9 EGL04045/NSAN9 EGL04045/LSAN9
個別形式 本体:EGL04044/NSAN9-0
マルチアダプタ:HEA34
本体:EGL04044/LSAN9-0
マルチアダプタ:HEA34
本体:EGL04045/NSAN9-0
ポール:PGL37
本体:EGL04045/LSAN9-0
ポール:PGL37
平均演色評価数 Ra70 Ra80 Ra70 Ra80
定格光束 770ℓm 550ℓm 770ℓm 550ℓm
消費電力 7.5W(100V),7.9W(200V),8.2W(242V)
LEDモジュール寿命 60000時間
仕上色 ブラック
質量 2.0kg
(灯具:1.5kg,マルチアダプタ:0.5kg)
3.1kg
(灯具:1.5kg,ポール1.6kg)
適合ポール ø89.1mm〜ø165mm,□90mm,□100mm ø100mm(専用ポール:PGL37)
共通仕様 本体:アルミダイカスト
グローブ:ポリカーボネート(乳白)
マルチアダプタ:アルミダイカスト他
本体:アルミダイカスト
グローブ:ポリカーボネート(乳白)
ポール:アルミ

3.特長・機能

3.1 既設のポールがそのまま使用可能

図3 適合ポール

図4 ポールの接続位置

既設用タイプの器具には,弊社独自のマルチアダプタ構造を搭載することにより,管径ø89.1mm〜ø165mmまでの丸形ポールだけではなく,□90mmや□100mmの角形ポールまで幅広く対応する(図3,図4)。

ただし,既設ポールの先端形状が複雑な場合(単純な丸形・角形以外)は対応できない場合があるため注意が必要である。また,ポールの材質は金属(鉄,ステンレス,アルミなど)であれば適合可能だが,樹脂は不適合となる。金属の場合でも,取付に十分な強度があるかどうかの確認が必要となる。

3.2 簡単な施工

図5 マルチアダプタの構造

図6 器具の取付け

既設用の器具とポールはマルチアダプタを介して取付けを行う。マルチアダプタは,回転させることで伸縮可能なターンバックルを備えており,その両端のポール固定金具でポールの内側に固定できるようになっている。このターンバックルの伸縮によりさまざまな管径のポールに対応することができる。なお,ターンバックルは手で回すことができ,仕上げにペンチなどの工具を使用すれば,よりしっかり固定することができる(図5,図6)。

3.3 シンプルなデザイン

乳白グローブの光で明るさを確保しながらも,まぶしさを抑制している。シンプルな形状は使用場所を選ばないため,さまざまなデザインの既設アプローチライトからの置換えができる。

3.4 電球形蛍光ランプ10W相当の明るさを達成

電球形蛍光ランプ10W相当アプローチライトと比較して,平均水平面照度だけでなく,光の広がりも同等以上を達成した。

3.5 既設はもちろんのこと,新設にも対応可能

新設用タイプ(本体+ポール)もラインアップしているため,新設も対応可能となっている。また,既設ポールが老朽化で使用できないなどの場合にも,新設用タイプで対応できる。

4.おわりに

本開発により,アプローチライト用の既設リニューアルに対応することができる付加価値のある商品を開発することができた。ただし,新たな試みの商品であるため,お客さまの要望に対し品質,性能を追求し,より付加価値の高い商品開発を行っていく。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第41号掲載記事に基づいて作成しました。
(2020年5月28日入稿)


テクニカルレポートに掲載されている情報は、原稿執筆時現在の情報です。ご覧になった時点では内容変更、取扱い中止等がされている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

このページの先頭へ