Home > IWASAKIテクニカルレポート > 技術資料 > LED街路照明器具「LEDioc AREA TOLICA-L」

技術資料

LED街路照明器具「LEDioc AREA TOLICA-L」- 既設リニューアル対応街路灯 -

国内事業本部 国内商品企画開発部 調達推進課 結城 秀一
営業技術部 仙台技術課 岩崎 清輝
株式会社アイ・ライティング・システム 技術開発部 光学設計課 石川 隼

キーワード

LED,街路灯,LEDioc AREA TOLICA-L,低コスト,既設リニューアル

1.はじめに

近年,LED照明器具の価格競争が激化しており,街路灯の市場においても,低価格帯の商品を各社がラインアップしている。さらに,リース事業も活発化しており,街路灯も対応が不可欠となる。

また,他社製品では,ポール径の現場調査を軽減させるため,複数のポール径に対応した器具が発売されており,街路市場では脅威的な存在となっている。

このような背景を受け,既設リニューアル対応街路灯の開発を行った。

2.商品概要

図1 外観図

本シリーズLEDioc AREA TOLICA-L(トリカ-エル)は,豊富なオプション(反射笠,遮光板など)を取りそろえており,さまざまな景観になじむとともに,広がりのある光で安心感のある空間を提供することができる。また,既設のポールをそのまま利用することができるため,街路灯のリニューアルにも適している。

本シリーズは,仕上色,光源色ともに2種類,出力タイプを4種類用意しており,計16品種をラインアップしている。なお,電源ユニットは別置となっている。

器具の外観図を図1に,商品ラインアップを表1に,商品仕様を表2に示す。

表1 品種一覧
外形寸法図 仕上色 光源色 形式 定格光束(ℓm) 消費電力(W) 平均演色評価数(Ra)
ダークブラウン 5000K相当
(昼白色タイプ)
E50075/NSAN9/DB 12000 91.3 70
E50073/NSAN9/DB 9200 69.7
E50071/NSAN9/DB 6600 52.9
E50069/NSAN9/DB 5000 46.7
2700K相当
(電球色タイプ)
E50075/LSAN9/DB 8700 91.3 80
E50073/LSAN9/DB 6700 69.7
E50071/LSAN9/DB 4800 52.9
E50069/LSAN9/DB 3600 46.7
メタリックシルバー 5000K相当
(昼白色タイプ)
E50075/NSAN9 12000 91.3 70
E50073/NSAN9 9200 69.7
E50071/NSAN9 6600 52.9
E50069/NSAN9 5000 46.7
2700K相当
(電球色タイプ)
E50075/LSAN9 8700 91.3 80
E50073/LSAN9 6700 69.7
E50071/LSAN9 4800 52.9
E50069/LSAN9 3600 46.7
  • ※入力電圧100V時の値。
表2 商品仕様
材質 本体 アルミダイカスト
グローブ アクリル(乳白)
入力電圧 100~240V
定格周波数 50/60Hz共用
定格寿命 60000時間
質量 3.7kg
保護等級 IP23
使用温度範囲 -20℃~+35℃
耐雷サージ 15kV(コモンモード)

3.特長・機能

3.1 既設のポールをそのまま活用

ホルダ内にマルチアダプタを搭載させることで,4種類のポールサイズ(ø48.6,ø60.5,ø76.3,ø89.1)に適合できる構造とした。なお,ø89.1のポールへはマルチアダプタなしで設置が可能である(図2)。

図2 適合ポール

3.2 豊富なオプション

本商品は豊富なオプションを用意しており,器具の外観イメージを変化させることで,さまざまな景観に対応できるようにした(図3)。

周辺の環境に配慮しなければならない場所でも,本オプションを利用することで配光を制御することができる。また,施工後でも後付けでオプションを取り付けることができるようにしている。

図3 オプション一覧

3.3 安心・安全性

鉛直面の明るさを考慮し,空間を明るく照らすことにより,公園や広場などに求められる安全で安心な空間を提供することを実現した。周囲を照らして空間に広がりのある光をつくり出すことで,安心感を得られるようにしている(図4)。

図4 光の広がりのイメージ

4.おわりに

今回の開発により,他社同等の既設リニューアル用途に対応するとともに,豊富なオプションをラインアップすることで付加価値のある商品を開発することができた。

今後もお客さまの希望に応えられるオプションのラインアップを増やすことにより,性能,価格に対する追求はもちろんのこと,付加価値の高い商品開発を行い,他社との差別化を図っていく。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第38号掲載記事に基づいて作成しました。
(2018年5月18日入稿)

商品詳細


テクニカルレポートに掲載されている情報は、原稿執筆時現在の情報です。ご覧になった時点では内容変更、取扱い中止等がされている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

このページの先頭へ