施設報告

さいたま市北部拠点宮原土地区画整理事業の照明設備

国内営業事業部 開発営業部 広域開発グループ
国内営業事業部 北関東技術設計センター
国内営業事業部 営業技術部 中央技術設計センター

キーワード

さいたま市,宮原,ツインアーク,高演色ランプ,ステラタウン

2.照明計画(続き)

2.1 光源の選定

車道照明用の光源は,季節に応じた光源色で景観照明ができるように,2色発光形のツインアークランプを採用し,春夏には爽やかな光色の水銀ランプ(4100K)で,秋冬には暖かみのある高圧ナトリウムランプ(2100K)で季節に応じた空間を演出している。また,ポールは,アースカラーを基調とした街並みに溶け込む色を採用し,交差点には信号を共架してできるだけシンプルな空間構成を演出している。

また,共同住宅や商業施設が近接している歩道には,高演色でコンパクトなハイラックス®70W(4500K)を採用した。

区画道路に設置されたスツール形足元灯は,コンパクト蛍光ランプFDL9W×2の組込み器具が内蔵され,器具から左右の光が漏れる構造で,光の流れに強弱をつけた変化にとんだ照明を演出している。

2.2 明るさの設定

車道照明の基準は道路照明施設設置基準に基づき道路幅の広い,加茂宮広路線ときたまち公園通線はメイン道路として1.0cd/m²(15ℓx)その他の道路は,0.7cd/m²(10.5ℓx)とした。歩道照明は,歩行者優先の街づくりにそって,5ℓxとした。

図8に加茂宮広路線,図9にきたまち公園通線の分布図を示す。

図8 加茂宮広路線照度分布図

図9 きたまち公園通線照度分布図

2.3 イベント時の対応

きたまち公園通線には,年末のクリスマスやお正月,お祭り,セールなどのイベントに対応できるように,コンセントボックスを設置している。植栽の中に,町全体でのイベントなど使用する電源を数箇所に配置した。

3.おわりに

あたらしくできた北部拠点宮原地区は,県内最大級のショッピングセンター「ステラタウン」があり,他に公団賃貸住宅,民間分譲マンション,住宅展示場などで構成され,新しい町の出現で人の流れも大きく変わった。

今回の区画整理事業では、景観設計のデザイナーが全体的に景観や照明のデザインまでかかわることで,全体の空間設計も含めて,質の高い環境設計ができ,より街並みにふさわしい照明が完成した。

この記事は弊社発行「IWASAKI技報」第12号掲載記事に基づいて作成しました。
(2005年4月18日入稿)


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