納入事例
建築外構・景観演出 ライトアップ
沼津港大型展望水門「びゅうお」ライトアップ静岡県沼津市
沼津港のシンボルとして親しまれている大型展望水門をより魅力的に照らす多彩な光の演出
Myリストに追加お客さまの声:沼津市役所 産業振興部 観光戦略課様
沼津港大型展望水門「びゅうお」は、東海地震の津波対策の一環として2004年、沼津港に完成した大型水門です。津波を防ぐ扉体は、幅40m、高さ9.3m、重量は406tと日本最大級で、地震計と連動した制御設備により、地震発生後約5分で自動的に完全封鎖されます。水門にはその高さをいかして地上30mのところに展望施設が併設されていて、富士山や箱根連山、沼津アルプスをはじめ、駿河湾に突き出した大瀬崎をくっきりとのぞむことができるほか、魚市場の活気ある様子や往来する船、また水門の心臓部である巻上機などを間近で見ることができます。夜間には水門の壁面を照らし出すライトアップが行われ、沼津港のシンボルとしての存在感をさらに高めています。
沼津市では、既設HID投光器でのライトアップ照明の老朽化に伴い2025年1月に照明改修を行い、省エネ推進などの観点からLED照明に更新しました。改修にあたっては、あらかじめLED投光器を現地に設置して色味を詳細に確認するとともに、近くに住宅があることから周辺への漏れ光にも留意した配灯位置の確認などの照明実験を行ったうえで、多彩な色の光を自在に表現できるフルカラーLED投光器「レディオック フラッド フルカラー」を採用しました。全体をDMX制御システムにより連携させることで、明暗やグラデーション、点滅などを組合せ、細やかな制御による表現を可能にしています。
1月に開催した点灯式では、映画「2001年宇宙の旅」で使われたことでも有名な「ツァラトゥストラはかく語りき」の楽曲に合わせたオープニングセレモニーパターンのスペシャルライトアップが披露されました。年間を通して、月曜日から木曜日の平日パターン、金曜日のウィークエンドパターン、土・日曜日のホリデーパターン、12月のクリスマスパターン、3月~4月のサクラパターンなど複数の照明演出プログラムを設定し、さらに各種啓発運動に合わせたスペシャルカラーのライトアップを実施するなど、バリエーション豊かな光の演出を行っています。
柱の色がグレーなので発色を若干気にしていましたが、LED照明によって鮮やかな色彩が表現され、ご来場の皆さまからも「色彩やグラデーションの変化が美しい」など、ご好評をいただいています。ライトアップは毎日17時から22時まで実施していますので、沼津港の夜の賑わいづくりに貢献し、これまで以上に沼津の魅力を楽しんでいただける観光スポットとなることを願っています。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド フルカラー 240Wタイプ
狭角タイプ - 2台
中角タイプ - 2台
広角タイプ - 2台
レディオック カラーコントローラ - 2面
















