納入事例

制御機器・配線機器 照明制御

岩崎電気テクノセンター「HIKARIUM」埼玉県行田市

技術開発の中核としての役割を担う拠点に先進の照明制御システムを導入し、次世代の光環境をつくり出す

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  • LED
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  • 旧日本家屋の門をイメージしたゲート型のフレームで、内外をつなぐ発信拠点を表現している施設外観夜景。

  • JR行田駅前の住宅街という周辺環境を考慮して、電球色のあかりで暖かみのある夜間景観を創出している。

  • 施設外観昼景。

  • 1Fエントランス付近。1日のスケジュールに合わせて明るさが変化する照明制御を行っている。

  • 2F 受付エリアは打合せコーナーがあるオープンスペースとなっている。

  • エントランス付近をのぞむ。

  • フロアの中心にコラボレーションエリアを配置。部署間の交流により、技術のシナジー効果を促し、よりユニークな商品開発を推進している。(5000K点灯時)

  • 照度に加え、色温度も状況に応じて変化するコラボレーションエリア。(4000K点灯時)

  • 3000K点灯時のコラボレーションエリア。

  • 事務エリアとコラボレーションエリアをのぞむ。働く人のサーカディアンリズムに則って照度や色温度を変化させる照明制御を行い、快適な光環境を創出している。

  • 事務エリアは時間帯に合わせて適切な照度となるようにスケジュール管理されている。

  • 目的に応じて広さを選択して使用することができる2F大会議室。使用目的に合わせた4種類の照明シーンがあらかじめ設定されていて、スイッチ一つで簡単に切り替えられる。

  • 4つの照明シーン設定をしている2F応接室の全点灯時。

  • 「接客シーン」ではやわらかな光で落ち着いた空間を提供。

  • IWASAKIカラーであるブルー点灯時。

  • ゲート型の外観フレームのみに光があたるようにライトアップを行い、季節に合わせた夜間景観を効果的に演出している。

  • 多彩なカラーを自由自在に表現できるLEDフルカラー投光器「レディオック フラッド フルカラー」を設置して、フルカラーライトアップを行っている。

  • 評価試験装置。

  • 1Fの試作・実験エリア。無線個別調光照明制御により点灯エリアを選択することができる。

  • 屋上には太陽光パネルが設置されている。

施設概要

設計・施工
(株)安藤・間
照明設計
(株)安藤・間、岩崎電気(株)
電気工事
(株)サンテック

竣工

2017年10月

岩崎電気テクノセンター「HIKARIUM(ヒカリウム)」は、研究開発・設計の核技術部門を集約した技術開発の中枢拠点です。施設規模は鉄骨構造地上4階建て、延床面積6,500m²、建築面積1,800m²で、「ここから、未来の光がうまれる。」というコンセプトのもと、新たな光を想像する場所としてHIKARIUM(光:HIKARIをうむ:UM)と名付けました。建屋は旧日本家屋の「門」をモチーフに、外観のフレームをゲート型のデザインとして、多くの人、モノ、情報がゲートをくぐり行き交うイメージを表現しています。外観のデザインに連動して、各階フロアに南北に通じる「軸」を配置し、コラボレーションエリアとして社員のコミュニケーションを促す多目的エリアとしています。さらに、アイデアの具現化を加速させる試作エリア、タブレットやモニターを活用した会議を可能にする電子会議システムなど、シナジー効果を生み出すさまざまな工夫を図っています。また、夏場の温度上昇を緩和するため、日射抑制の構造として東西側の開口部は極力小さくし、南北方向に大きくしています。屋上には太陽光パネルを設置、環境に配慮した建築物を評価する制度「埼玉県環境配慮制度」でAランクを取得しています。他にもBCP(事業継続計画)対策として、災害時に備え自家発電装置を設置。万一の停電時も電力を自力で確保し、業務が継続できる環境を整備しています。

エントランス・受付ホール・執務室[事務エリア・コラボレーションエリア]

エントランス・受付ホール・執務室は、始業前・就業時・昼休み・終業後など1日のスケジュールに合わせて明るさが変化する照明制御を行っています。特に執務室に設けられているコラボレーションエリアでは、天井折り上げのボックスに設置した間接照明で2700K~5000Kまでの調色が可能な照明として、日の移ろいに合わせて光色を変化させ、働く人のサーカディアンリズム(24時間周期の生体リズム)の形成を促しています。時間帯や昼光の変化に応じて照度や色温度を自動制御している照明制御システムは、手元のタブレットで個別に調整することもでき、多目的な用途に応じて最適な照明環境を創出することで、働きやすさと生産性の向上に寄与しています。

大会議室・小会議室・応接室

会議室、応接室においては、多目的な使用を想定し、それぞれに適した光環境を再現する照明シーンをあらかじめ設定しています。大会議室では、全般的に明るさを得るベースライトと、メリハリのある光環境を作るダウンライト、展示会などに対応するためのライティングレールを組合せ、会議やプロジェクターを使用するプレゼンテーションなど4つのシーンを設定しています。また、可動間仕切りによって2分割又は3分割にすることができるため、使用する部屋の大きさや机の配置に合わせた細かなシーンの再生は、タブレットから行うことができます。応接室は、入口から入って正面となる壁に間接照明を設置して、明るくやわらかな光環境で来客を出迎えます。会議室と同様に用途に応じて4パターンの照明シーンを再現することが可能です。

ライトアップ

LEDフルカラー投光器「レディオック フラッド フルカラー」を使用してJR行田駅側の外壁を照らすフルカラーライトアップを行い、地域の皆さまに親しまれるような季節感のある演出を心がけ点灯しています。点灯時間は基本的に夕方から夜9時までとして、DMXコントローラに保存した照明演出プログラムによりフルカラーLED投光器を制御し、IWASAKIカラーのブルーに加えて季節に合わせた色の変化を表現しています。

試作・実験エリア

商品・技術開発の基礎となる最新鋭の分析測定機器を集約し、技術力と品質のさらなる向上、開発スピードの加速化を図っている試作・実験エリアは1階エントランスの奥にあります。ここでは、無線個別調光照明制御を行っています。必要に応じて点灯エリアを選択し、適切な明るさの照明環境をつくっています。

照明制御について
岩崎電気テクノセンター 「HIKARIUM」では、照明制御における国際標準の通信規格であるDALIや、フルカラーDMX、無線といった多様なシステムを、自社の照明制御システム「ITACS-LC」により統合管理しています。エリアごとに用途に合わせた細やかな制御を行い、省エネルギーと働く人の快適性、知的生産性の向上をもたらす、先進的な照明環境の創造に取り組んでいます。

主な納入器具