「僅少交通量トンネル照明制御システム」が
第17回アジアライティングカンファレンス「イノベーションプロダクト賞」受賞
未通行時のトンネル照明制御でLED従来運用比約80%の省エネを実現
2026年8月26日
岩崎電気は、「僅少交通量トンネル照明制御システム」にて、2026年8月21日に第17回アジアライティングカンファレンス(ALC)のイノベーションプロダクト賞を受賞いたしました。
本システムは、未通行時にトンネル照明を減光しLED従来運用比約80%の省エネを実現するもので、一般社団法人照明学会主催の第24回(2026年)照明技術開発賞に続き2度目の受賞となります。
ALCは(一社)照明学会を含む日中韓3か国の学会の連携により国際活動の一環として年に一度開催される国際会議で、アジアにおける照明分野の研究者・技術開発者・学生の間で、学び合いや議論を通じて学術交流や技術革新を促進することを目的としています。
「イノベーションプロダクト賞」は、アジア地域の照明に関する革新的な技術を表彰するもので、本年の受賞者は岩崎電気株式会社でした。
※受賞者の個人名は省略しています。
「僅少交通量トンネル照明制御システム」の主な特長
本システムは、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして、高効率なLED照明の導入に加えて、トンネルを通行する車両・歩行者の存在を画像処理で検知し、通行時は所要の路面輝度を確保、未通行時は減光運用を図るものです。
特に交通流が間欠的に推移するような僅少交通量のトンネルにおいて、LED化による省電力効果に加え、電力消費量の更なる削減に寄与します。
- 車両検知時は進入側の入口照明を自動調光装置の条件に増光し、基本照明を定格点灯
- 日中におけるトンネル進入時の目の負担を考慮した坑口200m手前での車両検知
- フェイルセーフとして悪天候を画像処理にて検知して自動調光装置の運用に移行
- トンネル坑内に歩行者がいる場合は基本照明を定格点灯
- トンネル内での転倒などの長期滞留を考慮した歩行者数カウントによる照明制御
- 未通行時に基本照明の片側を消灯する場合は、各日で点灯する器具を切り替えて器具負荷を軽減



今回導入したシステムにおける単日のトンネル照明器具の電力比較※1において、LED従来運用の20kWhから3.3kWhと83%の削減を実現。
また、照明器具更新前のHID運用時の59.6kWhと比較すると94%の削減を実現しました(グラフ1)。
1か月間(3~4月)の積算では、LED従来運用の559kWhから107kWhと80%の削減を実現し、CO₂削減量としてはLED従来運用と比較して230kg(バスタブ約200個分)の削減に相当します。※2
- ※1 電力削減量の試算 照明器具の定格電力に制御時の調光値を掛け合わせた概算算出値となります。
- ※2 CO₂削減量の試算 環境省:主要な電気事業者のCO₂排出係数(令和5年度実績)より算出しています。
1日における電力推移(グラフ2)では、日中の入口照明が必要な時間帯での削減量が多いことがわかります。
また、朝と昼、夕方に交通のピークがあり、交通流が間欠的なため一日を通して大きな削減ができています。
当社はこれからも、照明製品や光応用製品及びシステムの開発・提供を通じて省エネとカーボンニュートラルの実現に貢献し、安全・安心な社会に向けて持続可能な事業を展開してまいります。
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