再生可能エネルギーを中心に、脱炭素化とレジリエンス向上を目指す
岩崎電気、沖縄県石垣市と創エネ照明システムの実証実験を実施

2026年5月14日

岩崎電気は、沖縄県石垣市において、太陽光発電を中心とした創エネルギー設備と直流給電技術を組合せた実証実験を3月末より開始しました。
本実証実験は、2026年2月5日に協定を交わした「自立電源照明システムに関する実証実験の実施」に基づいたもので、再生可能エネルギーの導入効果や運用面での課題を検証し、将来のエネルギー自立化と脱炭素社会の実現をサポートするモデルの構築を目的としています。

実証実験の背景

近年、地球温暖化の影響で台風や豪雨などの自然災害が増加しているなか、エネルギー供給の安定性が社会の大きなテーマになっています。
また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大や創エネルギーの取組みも求められています。
しかし、太陽光でつくった直流電力を家庭などで使用するためには交流に変換する必要があり、その際に発生するエネルギーロスが課題となっています。

こうした背景を踏まえ、当社は、創エネルギーの発電特性に適した直流給電技術を活用し、より効率的なエネルギー利用の可能性を検証するため、本実証実験を実施することとしました。

太陽光発電設備と蓄電池設備

実証実験の概要

本実証実験では、石垣市内の「アップル公園」(石垣市登野城894-1)にて、以下の取組みを行っています。

  • 太陽光発電設備を中心とした再生可能エネルギーの導入
  • 蓄電池を組合せたエネルギーの有効活用
  • 再生可能エネルギー由来の電力を直流のまま供給・利用するエネルギーシステムの検証
  • 発電量及び電力利用状況の把握と、エネルギー運用方法の検討
  • 平常時及び災害時を想定した電力供給の安定性評価

設置設備

  • 400ワット太陽光パネル 4枚
  • 蓄電設備
  • 直流給電型LED公園灯 8基

実施期間

1年間。
実験終了後も設備は継続設置の予定。

直流給電技術により供給された電気で灯るLED公園灯

太陽光による発電や蓄電池に貯めた電気はもともと直流です。
この電気を交流に変換せず直流のまま使う直流給電技術を活用することで、変換時のエネルギーロスの低減が期待されます。
この仕組みが、再生可能エネルギーをより効率的に使うための有効な手段になるか、今回の実験で検証します。

今後の展開

当社は、今回の実証実験を通じて得られたノウハウをいかし、再生可能エネルギーと直流給電技術を組合せた、地域でエネルギーを自給自足できる仕組みの開発を進めます。

今後は、エネルギー供給が不安定な地域、避難場所にもなる公共施設、インフラ設備などへの普及をめざし、脱炭素社会の実現と、災害に強い地域づくりに貢献してまいります。

蓄電した電気を活用し、公園全体を十分な照度で安全に照らしている

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