岩崎電気製の手荷物カート用UV-C除菌装置を設置
関西国際空港における空港利用者の感染予防対策をサポート

2022年8月18日

岩崎電気株式会社は、関西エアポート株式会社が運営する関西国際空港において、手荷物カート用に紫外線UV-C(波長254nm)除菌装置をご採用いただきましたのでご案内いたします。

コロナ禍からの回復に向けた安全・安心な空港環境の提供、需要回復に対応した円滑な航空輸送を提供するための対応策の1つとして、関西国際空港に紫外線UV-C除菌装置を設置いただきました。

関西国際空港では、空港利用者への検温やPCR検査による入国管理と併せ、不特定多数の方がご利用になる手荷物カートの除菌も徹底し、空港利用者へ安全・安心を提供しています。

岩崎電気では引き続き、新型コロナウイルス感染症に対する予防対策として、当社の紫外線光源を用いた空気除菌、表面除菌、水の除菌により、安全で安心な空間と環境を提供してまいります。

設置状況(第1ターミナルビル)設置状況(第1ターミナルビル)

除菌装置内部(紫外線ランプ点灯時)除菌装置内部(紫外線ランプ点灯時)

UV-C除菌について

空港内の手荷物カートは不特定多数の方が利用するため、除菌作業の効率化・省人化を図るために、UV-C除菌装置2台をご採用いただき、下記の2か所に設置しています。

  • 設置場所(1):第1ターミナルビル2階
  • 設置場所(2):第2ターミナルビル(国内線)

どうして紫外線 UV-Cは除菌に強いのか

細菌のDNAの光吸収スペクトルと、紫外線の除菌効果の波長特性が非常に近似しています。

紫外線を細菌に照射すると、細菌細胞内の核酸(DNAやRNA)に作用して不活性化させる原理なため、細菌やウイルスが突然変異した場合においても効果が期待できる除菌手段です。

細菌のDNAの光吸収スペクトル

260nm波長付近に吸収帯をもっている

除菌効果の波長特性

260nm波長付近の除菌効果が高い

人工的に紫外線を発生させる紫外線ランプ(低圧水銀ランプ)は、除菌効果の高い260nm付近の254nmの光を効率良く発光しています。

低圧水銀ランプの分光特性

岩崎電気の製品に搭載する紫外線(UV)ランプの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果について、広島大学病院 感染症科 大毛宏喜教授、広島大学大学院 医系科学研究科 ウイルス学研究室 坂口剛正教授と共同で評価試験を行った結果、高い有効性があることが確認されました。

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