納入事例

スポーツ施設照明 サッカー

高知県立春野総合運動公園 陸上競技場高知県高知市

最新LED照明でJリーグの照度基準をクリアし高品質な照明環境を実現

Myリストに追加

  • 高知ユナイテッドSCのホームスタジアムとして、Jリーグ(J3)開催基準を満たす照度1500ℓxを確保している陸上競技場夜景。

  • 4基ある鉄塔に「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」を58台ずつ設置し、台数の大幅削減を実現するとともに鉄塔への負荷を最低限に抑えている。

  • 陸上競技場全景夜景。光害対策形のLED投光器「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」で、周辺への漏れ光を抑制しつつ、明るく快適な照明環境を創出している。

  • 均一な光で照らされたピッチ。「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」が快適なプレー環境を創出している。

  • 鉄塔に設置された「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」が陸上競技場を効率的に照らし出す。

  • タッチパネルで簡単操作が可能なWi-CONNECTY(ワイ コネクティ)の照明制御画面。

  • 緑豊かな環境に位置する陸上競技場昼景。

施設概要

施主
高知県
設計
(有)進設備設計事務所
電気工事
相互電設(株)
設計照度
最低1500ℓx(サッカーJ3基準)
平均1000ℓx(日本陸上連盟公認第1種陸上競技場)

竣工

2025年3月

この事例の所在地を地図で見る

高知県立春野総合運動公園は、鷲尾山系のふもとに広がる緑豊かな環境の中に、陸上競技場や野球場、体育館、テニスコートをはじめ、射撃場やアーチェリー場など、充実したスポーツ施設が揃っている総合運動公園です。園内には遊具を備えた広場や、クロスカントリーコースもあり、スポーツやレクリエーションの拠点として広く親しまれています。

高知県では、2025年3月に陸上競技場の夜間照明設備改修工事を実施し、既設HID投光器から最新のLED照明へと更新しました。国際陸上競技連盟のクラスⅡ公認及び日本陸上競技連盟の第1種公認を取得している陸上競技場は、国際大会はもちろん、日本選手権など大規模な大会も開催可能な施設で、補助競技場や投てき場も併設されています。照明設備については、2000年初頭の国体開催に合わせて設置され、当時の陸上競技とサッカーの施設基準を満たしていましたが、種目ごとにエイミングの調整が必要でした。また、電照菊農家など周辺農地への漏れ光対策としてルーバの追加設置も行われていました。今回の照明LED化は、老朽化対策及び地元のサッカークラブチームである高知ユナイテッドSCのJリーグ(J3)参入を機に、Jリーグスタジアム基準への対応に向けて照明設備の改修を行ったものです。照明更新にあたっては、J3基準の最低照度1500ℓxを確保するとともに、陸上の基準も同じエイミングで達成できること、光むらを抑えた調光制御による快適な視認性、さらに周辺への漏れ光をこれまで以上にカットすることなどが求められました。これらの条件を満たすLED照明器具として、独自開発による光制御で光害の要因となる上空や周囲への漏れ光を抑えつつ良好なプレー環境を実現するLED投光器「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」をご採用いただきました。既設ショートアークメタルハライドランプ2kW用投光器×168台＋メタルハライドランプ1kW用投光器×136台から232台へと台数を削減しつつ、Jリーグ(J3)開催基準を満たす照度を確保してピッチ全体を均一に照らし、高品質な照明環境を提供しています。また、運用の利便性向上のため、各鉄塔に無線システム子機を、屋上に無線システム親機を設置し、管理事務所内のタブレットで簡単に照明を制御できる無線制御システム「Wi-CONNECTY(ワイ コネクティ)」をご採用いただき、陸上競技やサッカーなど用途に合わせたフレキシブルな運用を可能にしました。

各種陸上競技大会が開催される陸上競技場として、また、クラブ発足から8年で悲願のJ3昇格を達成した高知ユナイテッドSCのホームスタジアムとして、エキサイティングなスポーツシーンを快適な光で照らしています。