納入事例
スポーツ施設照明 陸上競技
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場埼玉県熊谷市
周辺環境に配慮した光害対策形のLED投光器に更新し、高次元のスポーツ照明環境を実現
Myリストに追加施設概要
- 施主
- 埼玉県
- 設計
- (有)クラフト設備設計
- 施工・電気工事
- (株)東電工業社
- 設計照度
平均水平面照度:1800ℓx
最低水平面照度:1500ℓx
平均鉛直面照度:1000ℓx(メインカメラ方向)陸上競技場の範囲
平均水平面照度:1000ℓx以上
ゴール前
最小水平面照度:1500ℓx以上
竣工
2025年3月
熊谷スポーツ文化公園は、陸上競技場やラグビー場、屋内運動施設「彩の国くまがやドーム」などの充実した競技施設に加えて、水鳥の池やセラピーガーデンなど緑も豊かで、スポーツの拠点としてだけではなく県民の癒しの場としても親しまれている埼玉県営の広域公園です。2003年に開場した陸上競技場は、日本陸上競技連盟公認第1種陸上競技場で、全天候型400mトラック×9レーンを備えています。各種陸上競技大会やサッカーの試合が数多く開催される全国トップレベルのスポーツ施設で、補助陸上競技場や投てき場も併設されています。約15,400席の観客席を有し、WEリーグ(女子プロサッカーリーグ)ちふれASエルフェン埼玉のホームスタジアムとしても使用されています。
埼玉県では、2025年3月、陸上競技場の照明設備改修工事を実施し、既設HID投光器をLED照明に更新しました。近隣に住宅地や農作業地があることから、特に光害に配慮のうえ、4基の照明鉄塔にはLED投光器「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形 1300クラス」をご採用いただきました。上空や周囲への漏れ光を抑制しつつ、競技に適した良好な照明環境を提供しています。また、スタンド上にLED投光器「レディオック フラッド デュエル 1500Wタイプ」を設置して陸上競技場を明るく照らし、十分な照度を確保しています。照明設計にあたっては、3DCGと照明環境シミュレーションシステム「iVR-360」を活用し、VR空間上でスタジアム内と近隣の住宅からの明るさ検討を行い、イメージ共有の促進を図りました。さらに、LED投光器と建築との干渉、影の出方や遮光などを「iVR-360」で事前に検証を行うことにより、施工時に設計通り進行することを可能にし、照度測定により要件を満たしていることを確認できました。また、高出力の器具を使って台数を削減して器具同士の間隔をあけ、クロスエイミングを行うことで、照明鉄塔を直接見た際にまぶしく感じる光の塊ができにくいように配慮しています。
照明制御システムについては、全ての操作・設定をグラフィックタッチパネルで簡単に行えると同時に、あらかじめ設定した照明パターンをタブレット操作で管理室からも遠隔制御が可能となる「ITACS-LC(アイタックス エルシー)」を導入いただきました。用途や各競技種目の照度レベルに応じて適切な点灯パターン制御を行い、施設運営の利便性向上に貢献しています。
主な納入器具
LED投光器 レディオック フラッド アヴァン 光害対策形 1300クラス
狭角タイプ - 248台
中角タイプ - 22台
LED投光器 レディオック フラッド デュエル 1500Wタイプ
中角タイプ - 34台
狭角タイプ - 2台


























