納入事例

建築外構・景観演出 外構

目黒天空庭園東京都目黒区

首都高速道路大橋ジャンクション屋上に誕生した緑豊かな目黒区の公園を温もりのある光で夜間も安全・快適に照らし出す

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  • LED
  • HID
  • 目黒天空庭園と直結している高層タワーマンション、プリズムタワー上階より大橋JCTをのぞむ。天空に浮かぶ庭園が都心に潤いのある景観をつくり出している。

  • 周辺への光漏れに配慮し、適度な明るさで落ち着きのある照明環境となっている園内夜景。

  • 園内には、夜間も足元を安全に照らすアプローチライト(セラルクス3000K/35W)が配されている。

  • 昼景。さまざまな植物が植えられている園内にはあずまややベンチなどが配され、散策や休憩を楽しめる憩いの空間となっている。目黒天空庭園は隣接する高層タワーマンション、クロスエアタワー9階の公共施設(区立図書館など)とも連絡デッキでつながっている。

  • 国道246号線の歩道橋から延伸された歩行者デッキから庭園へとつづく園路を暖かみのある光色のセラルクス3000Kを光源とするアプローチライトで快適に照らし出す。庭園への出入り口は、この他、大橋JCT内側のエレベーター、隣接する2つのタワーマンションからの連絡デッキの計4か所となっている。

  • 景石や陶板で枯山水のイメージを表現しているエリアとなっている奥の庭。電球色のLED投光器(レディオック フラッド ネオ)で印象的に空間を演出。

  • 大橋JCT夕景。コロッセオ風のデザインが特長的なJCT壁面を電球色のLED投光器(レディオック フラッド ネオ)で下から上部に向けて光を照射し、周辺環境に調和する魅力的な都市景観を演出している。

  • つるの伸びる植物を植え、時間の経過とともに緑化されていく大橋JCTの壁面をLED投光器(レディオック フラッド ネオ)で照らし出す。

施設概要

施主
目黒区 首都高速道路(株)
設計
(株)創建
施工
青木あすなろ建設(株)・戸田建設(株)
電気工事
新興電設工業(株)
大橋JCTライトアップアドバイザー
中島龍興

竣工

2013年3月

東京都目黒区の首都高速道路大橋ジャンクション(JCT)の屋上に、2013年3月30日、「目黒天空庭園」がオープンしました。公園整備を目黒区と首都高速道路(株)が連携して整備した区立公園で、四季折々の自然や和の文化が楽しめる回遊式の公園です。晴れた日には富士山ものぞむことが出来る見晴らしのよさと約7,000m²の広さを特長としていて、ループ状の道路に沿った形状は長さ400m、幅16~24メートル、高低差は24mで最も高い所は地上から35mあります。勾配をいかして園内には、しだれ桜やマツなど樹木約千本が植えられ、都心に誕生した緑豊かな自然を楽しめる天空のオアシスとして、新たな人気スポットとなっています。

開園時間は午前7時から午後9時までで、照明設備については、夜間も園路を安全に照らすポールライト、アプローチライト、樹木を照らし出す投光器などを設置。場所に応じて電球色のセラルクスと白色のLEDを光源に使用し、いずれも明る過ぎない適切な照度で、周辺環境に十分配慮した落ち着きのある照明環境の創出を図りました。騒音や排ガスを防ぐためループ部及び高架部の一部を覆蓋化している大橋JCTでは、コロッセオ風の壁面につる性植物を植えて将来的に緑で壁を覆う緑化をし、地域環境と調和する景観づくりを行っています。この壁面を照らし出す光には、暖かみのある電球色のLED投光器「レディオック フラッド ネオ」を使用。下から上部に向けて照射することで、近景からのぞんだ際に構造物の特長が浮かび上がる照明手法とし、夜間も魅力的な景観をつくり出しています。

大橋JCTは、「目黒天空庭園」、換気所屋上に設けられた自然再生緑地「おおはし里の杜」(管理:首都高速道路)、壁面の緑化など、緑の形成に積極的に取り組み、地域との連携を高めながらエコロジカル・ネットワークの形成を目指しています。

主な納入器具