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EYE LATEST NEWS VOL.301

2020/07/15

「ここから、未来の光が生まれる。」テクノセンターHIKARIUM
情報取得のために大切な電源の確保 ほか

こんにちは。岩崎電気です。
連日、梅雨とは言い難い豪雨もあり、特に九州を中心に心配なニュースが続いています。
来週には全国的にも梅雨明けがされるかも知れません。新型コロナ収束も含め、一日も早く平穏な日々が訪れるとよいのですが。

さて、今回は、岩崎電気の技術開発の中枢拠点「HIKARIUM(ヒカリウム)」のご紹介です!
「ここから、未来の光が生まれる。」のコンセプトのもとに建てられた、岩崎電気の技術開発の中核を担う「HIKARIUM」。
このテクノセンターには、岩崎電気の先進の照明技術がさまざまな形で導入されています。
まさに、開発においても、実用においても、岩崎電気の技術が詰まった施設なのです。

環境にやさしい建築「HIKARIUM」

「HIKARIUM」では、環境に配慮して省エネルギー化を進めるとともに、人間の生体リズムまで計算された照明で、快適に、クリエイティブに働くことができる環境をつくっています。
さわやかな白を基調とした施設は、地上4階建て。南北方向の窓は広くとられ、開放的な空間でありながら、東西方向の窓は狭く、夏場の室温上昇を抑えています。
また、屋上には太陽光パネルを設置し、創エネルギーを実現。こういった設備や取り組みから、環境に配慮した建物を評価する「埼玉県環境配慮制度」においてAランクを取得することができました。
災害に備えた自家発電設備も設置しており、万一の停電時にも事業を継続できる環境が整っています。

岩崎電気テクノセンター「HIKARIUM」

地域を彩るライトアップ

住宅街の中にある「HIKARIUM」は、地域の皆さまに親しまれるよう、照明演出にも配慮しています。
夕方から夜9時までは、LEDフルカラー投光器「レディオック フラッド フルカラー」を使用して、ライトアップをしています。
ゲート型の外観フレームのみが照らされるように設計された照明は、季節に合わせて光の色を変え、街に馴染みながら、風景を彩る夜間景観をつくりだしています。
先日の緊急事態宣言の間は、医療従事者の皆さんに感謝の気持ちを示す、“ブルーライトアップ”を実施しました。

ゲート型の外観フレームのみに光があたるようにライトアップ

照明で、健康にクリエイティブに

受付やエントランスホール、執務室など、長時間過ごすエリアでは、時間の移ろいに合わせて、光の明るさや色を自動で制御するシステムを採用しています。
特に共創を目的とするコラボレーションエリアでは、太陽光の色温度にあわせた調色を実施し、また昼休みや終業時間には低い色温度でリラックス効果を与えるなど、サーカディアンリズム(体内時計)の形成を促し、健康で快適に働くことができる環境作りを行っています。
会議室では、プロジェクターを使用するプレゼンテーションや、展示会にも対応できる、4つの照明シーンをあらかじめ設定。
応接室では、間接照明を使用した明るくやわらかい光で、来客がリラックスできるような空間をつくりだしています。
用途に合わせた照明は働きやすく、生産性の向上に繋がります。

サーカディアンリズム(体内時計)に合わせた間接照明

このように「HIKARIUM」は、時間帯や用途に合わせた照明で、より健康に、よりクリエイティブに働くことができる環境作りを行っています。
在宅ワークで、生活リズムの乱れに悩む方も増えています。朝はっきりと覚醒し、昼間は快活に、そして夜はぐっすり眠る。そんな生活のために、照明にも、目を向けてみてはいかがでしょうか?

[光技術Tips]
防災照明
~情報取得のために大切な電源の確保~

前回は非常時の睡眠の質向上のために、照明にできることをご提案しました。
防災照明のコラム、最終回は電源の確保についてお伝えします。
眠りという、人間において最重要項目とは相反するかもしれませんが、現代人にとって、電気というものは切っても切れないものとなっています。
北海道胆振東部地震の大停電や昨年の台風15号での千葉県の大停電は記憶に新しいのではないでしょうか。
非常時こそテレビやラジオで、あるいはご自身のスマホで情報を確保することが極めて重要です。
岩崎電気では、避難所などに設置できる充電設備や、家庭用機器に給電できる街路灯の提供をすすめています。
また情報提供にかかせない警報設備などの無停電電源装置の供給などを通じ、安全・安心の防災環境作りに貢献しています。

避難所向け非常用電源装置

岩崎電気としてご提案できる「防災照明」への取り組みを一冊のカタログにまとめてありますので、よろしければご覧ください。
特に4月から始まった、新しい屋外照明への防災認定について解説しておりますので、安全な街づくりにご活用いただけると幸いです。

照明業界としての新たな「防災照明」への取り組みはまだ始まったばかり。まだまだ発展途上の部分も多いかと思いますが、生活を脅かす災害は待ったなしで襲い掛かってきます。
官民一体となった危機管理への取り組みを、岩崎電気としても微力ながらサポートしてまいります。

編集後記

新型コロナ感染拡大を防ぐための慎重な行動、マスクをしての熱中症との戦いなど、以前の生活とは程遠いですが、街は少しずつ活動を再開し、新しい日常が始まっています。
そんな中、「ゆるキャラで地域・会社・日本を元気に!」をテーマとした「ゆるキャラグランプリ」が今年を最終回として開催されています。
そのグランプリに、昨年に引き続き今年も、我らが「アイちゃん」がエントリーしています。
多くの人にあかりとひかりの魅力を届けるべく頑張る「アイちゃん」
皆さんにも応援いただけると嬉しいです。

ご意見、ご感想をお待ちしております!
までお願いいたします。