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EYE LATEST NEWS VOL.293

2019/11/13

ライトアップイベント開催中!『富士河口湖 もみじ回廊』
今さら聞けないLED「LEDのメリット」ほか

こんにちは。岩崎電気です。

あっという間に11月。
朝夕肌寒くなって、すっかり秋らしくなってきましたね。
皆様はどんな秋をお過ごしでしょうか?

わたしたち岩崎電気の手掛ける照明は、食べ物をより美味しく見せる光、スポーツ観戦をより盛り上げる光など、さまざまな秋の光に寄り添っています。
その中でも今回は、今まさに開催中の「富士河口湖 紅葉まつり」でライトアップしている秋の絶景、もみじ回廊をご紹介いたします。

ライトアップイベント開催中!
『富士河口湖 もみじ回廊』

日本有数の紅葉の名所の中でも、必ずと言っていいほど上位に入るのがこの富士河口湖です。
河口湖周辺は季節を問わず素晴らしい景色を眺めることができますが、特に紅葉のライトアップは美しく、誰もがその幻想的な空間に心癒やされ、感性を刺激されることでしょう。
毎年河口湖畔では「富士河口湖 紅葉まつり」が開催されていますが、第21回を迎えた今年は11月1日~11月23日の間、日没から午後10時までライトアップを行っていて、今がまさに見頃となっております。

もみじ回廊

「富士河口湖 もみじ回廊の幻想的なライトアップ」

以前までもみじ回廊では白熱電球270Wが主光源として使われていたものの、2017年からはそれに替えて岩崎電気の高彩度・高演色LED投光器「美vid レディオック フラッド ネオ 電球色タイプ」が使用されています。
その年の春に行われた、日本三大桜に数えられる福島県・三春滝桜のライトアップにもこの投光器が使用されており、桜の淡いピンク色をより綺麗に映し出す、その演色性の高さを評価いただき、新たなライトアップの光源として、採用いただきました。
その名の通りビヴィッド(鮮やか)な色彩表現は、他のLED投光器にはない、美vidシリーズならではの強みです。

もみじ回廊

「鮮やかでありながら自然な光色を実現」

光は分光器を使って赤・緑・青などの色に分解して見たとき、その種類によって各色の強度の分布が違います。各色の強さの分布のことを一般的に光のスペクトルといいます。
「美vid」シリーズは、このスペクトルを特殊な技術でコントロールすることで、特に「赤」「緑」の色を一般的なLED照明に比べて鮮やかに再現することに成功しました。
特に赤や緑の再現性に優れた美vidシリーズはまさに、美しく色づいたもみじをより魅力的に照らし出すことができるLED投光器です。是非、一度もみじ回廊へ足を運んで実感してみてください。

[光技術Tips]
LEDとは?
~今さら聞けないLED その②~

前回は花園ラグビー場のライトアップを例に、LEDの多彩な色彩表現についてご紹介しました。
その他にもたくさんあるLEDのメリットについて、いくつ思い浮かびましたか?
メリットを細かく挙げるととても多いのですが、要点をまとめると10個前後に分類することができます。
ご存知の通り「省電力」であること、「長寿命」といったところから始まり、「瞬時点灯可能」「コンパクト・軽量」「水銀を含まない」などは思い浮かぶ方も多かったかもしれません。

先程ご紹介した富士河口湖のもみじ回廊ライトアップでも、LEDの投光器が使用されていました。
特にライトアップに適したメリットといえば、「指向性が高い」「低発熱」「低温に強い」「被照射物への影響が少ない」などが挙げられます。

LEDイルミネーション

「ロマンチックなイルミネーションにもかかせないLED」

「指向性が高い」
指向性が高く、配光制御が容易なので、必要な場所だけを照らすことができます。

「低発熱」
従来の白熱電球やHIDランプに比べ、高温でガラスが割れる危険性が少なく、人が触れる可能性のある場所でも低発熱なので、安全性を考慮した照明器具を作ることができます。

「低温に強い」
設置する環境が低温の場合でも、パフォーマンスを落とすことなく性能を発揮します。寒い期間に多いライトアップやイルミネーションに最適な特長です。

「被照射物への影響が少ない」
赤外・紫外放射をほとんど含まないため、被照射物の温度上昇や変退色を防ぎ、同時に虫の飛来なども抑制されます。桜やもみじに対しても、できるだけダメージを与えないような配慮ができます。

医療用LED

「医療用途で使われているLED(イメージ)」

という具合に、紹介しきれないほどの長所を持つLEDは、照明用途のほかにも医療や通信などさまざまな分野での発展が期待されています。
ただ、そんなメリットばかりに見えるLEDもまだ開発途上のため、もちろん課題もあります。
業界全体の取り組みとしてここ十数年で多くの課題を解決してきましたが、次回は残る課題の紐解きや、わたしたち岩崎電気としての取り組み、そしてこの先の展望をご紹介いたします。

編集後記

秋到来の喜びもつかの間、早くも布団から出られない季節がやってきそうですね。
今はまだまだ秋晴れが気持ちよく、衣替えで久しぶりに着る服も増えて外を歩くのが楽しい季節です。
コートを着始めるタイミングで、少し勇気が要るなあと思うのは私だけでしょうか。
首元が寒いとマフラーもしたくなりますが、マフラーはまだ早いかな?など考えて過ごしていたりします。
とはいえ、我慢して風邪を引いてしまっては元も子もないので、しっかりと自分の体調に合った寒さ対策をしていきたいですね。

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