先輩社員の声

R. M.
- 所属(取材時)
- 新技術開発
- 勤務地
- 埼玉
- 入社年
- 2023年
- 専攻
- 工学部 電気電子工学科卒
日々取り組む新技術開発、それが
世界のスタンダードになることが目標
岩崎電気に興味を持つようになったきっかけは?
没頭したレーザーも照明も、
同じ光だったから
大学では、ファイバーレーザーを主に研究していました。
加工用とか医療・美容用に使用されているレーザーですが、その発生⽅法を模索していました。
その関係で就活は、レーザー発生装置のメーカーや、レーザーも光ですので照明メーカーの研究職を中心に検討していました。
その中で岩崎電気に就職した決め手は、東京出身の私には身近な東京タワーやレインボーブリッジなどを手がけたことを知ったのが大きな要因でした。
現在の職務内容は?
UVC-LEDの放熱課題について、
理論(CAE)と実践(実験)の両面から研究
※CAE:Computer Aided Engineering(解析・シミュレーション)
まず所属する新技術開発部は、岩崎電気の2つの主軸である照明と光・環境をさらに強化する技術を開発すること、そして3つ目の新しい柱を模索することが目標です。
同僚や先輩は、水素・燃料電池などの研究をしています。
その中で私は、放熱技術とUVC-LED(UVCは、紫外線の一種で殺菌力が強く、人工的に生成させたUVCは医療機器・浄水器・空気清浄機などに、殺菌・消毒のために利用される。
そのUVCをLEDで発生させる)を研究しています。
照明の主流になっているLEDは、熱に弱いので放熱技術が必須になります。
そこでヒートシンク(放熱器)・水冷・空冷などの放熱技術を進化させるために、干渉計(光の干渉を利用して屈折率・温度などを測定する装置)を利用し効果的な放熱の仕組みを研究しています。
またUVCもLED化が進んでいる中で、UVC-LEDのアプリケーション検討のような研究もしています。
日々、これらの研究をデスクでPCに向かい、そして実験室で実機やモックを使って進めています。
仕事の魅力・やりがいは?
パイオニアとして挑戦出来ること、
自分の研究が発表されたこと
毎日々々、新しい技術研究(例えば、前述の干渉計を使った放熱技術開発など)に挑戦させてもらっていることが、まずありがたいですし、やりがいですね。
また、大学や外部の企業と技術協力をすることもあるのですが、先日、協力会社のサイトに自分の研究が掲載されました。
その時には自分の仕事が認められたようで、とても誇らしく思えました。

印象に残っている仕事は?
UVCの実証実験で、技術力をアピール
先日、見学者の前でUVC-LEDの実証実験をしました。
実験の中で、人に当たってはいけないUVC光線が人に当たる直前にUVC-LEDの電源が切れる仕組みが私の担当だったのです。
緊張しましたがとても上手くいって、技術が優れていることをアピール出来たと思います。
仕事で大切にしていることは何ですか?
途絶えそうな技術の転用までも、探求する
出来るだけいろいろなことに興味を持つことです。
世界中で次々と発明・開発される新技術を知ることはもちろんですが、例えば、照明はHID(水銀ランプに代表されるランプの総称)から、長持ちするLEDに取って代わっています。
そんな中で、なくなりそうな商品に内在する岩崎電気の保有する技術が、他の商品などに転用出来ないかというところまで興味を持ちます。
先人が開発した大切な技術をなんとか活用出来ないかと願うからです。
将来の夢や目標は?
自分の新技術が商品になり、スタンダードになったら最高
今、研究している放熱技術とUVC-LEDはもちろんですが、今後、自分の開発した新技術が商品や事業になったらよいと願っています。
今の研究業務がユーザーから一番遠いところにあると思うので、最終的にユーザーへ自分の仕事が届けばこのうえない幸せです。
さらにそれが、例えばQRコードのように世の中のスタンダードになったら最高ですね。

プライベートの過ごし方は?
休日は映画とゲーム、バイクも復活したい
最近ではすっかりインドア系です。
休日は、映画を観たりゲームをすることが多いですね。
この前、「リロ&スティッチ」を観ました。
結構ディズニーは好きです。
少し前まではバイクが好きで、友人と相模湖にツーリングに行ったりしていました。
久々にまたバイクに乗りたいですね。


旅行で訪れた伊根
とある1日
8:35
- 出社
- メールと予定の確認
9:00
- 実験エリア移動
- 作業・実験
12:15
- 昼食
- 休憩
13:00
- パートナー企業と打合せ
14:00
- 実験エリアへ移動
- 作業・実験
16:00
- 自席に戻り、結果まとめ
17:00
- メール確認
- 情報収集
18:00
- 退社