インサート型パルスドキセノン

現在、深型容器の殺菌は、紫外線(UV光)での殺菌を行う場合、容器外部から紫外線を放射し殺菌しています。これに伴う必要紫外線量は、最も照度が低い容器内部の側面に当たる紫外線量を計算し紫外線照射装置の設計を行っています。この場合、最も光の当たる容器底面に対しては余剰な光を当てている事になります。

インサート型パルスドキセノン殺菌システムは、容器の内部に直接キセノンフラッシュランプを挿入し、容器内部で発光させるため、深型容器でも内部に均等に紫外線を放射することができます。また近接照射するため瞬時に高い殺菌率を得ることができる一歩進んだ画期的なシステムを考案しました。(特許出願済)

照射イメージ

インサート型パルスドキセノンランプ

従来型パルスドキセノンランプ

特長

ドライ殺菌

ランプのパルス光による殺菌のため、薬剤を使用しないクリーンな殺菌

小型軽量ユニット

小型キセノンフラッシュランプを採用

瞬時点灯による殺菌

インラインでの高速殺菌処理に対応

ワークダメージの減少

短時間の光照射のため熱変形や臭気を抑制

常温充填プロセス対応

飲料の非加熱殺菌で素材本来の味と風味の低減を抑制

生産性向上とコスト低減

薬剤、無菌洗浄水、廃液処理設備が不要

ボトル軽量化

充填後加熱殺菌不要、物流コスト低減で環境負荷軽減

用途

容器種類

  • PET
  • 紙器
  • チルドカップ

など

対象飲料

  • ミネラルウォーター
  • 茶系飲料
  • ミルク入りコーヒー
  • 紅茶
  • ビール

など

照射テストサービスのご案内

お客様の対象容器で照射テストサービスを実施しております。下記までお気軽にお問合せください。

照射可能な容器

深さ
250mmMAX
内部口径
18mm以上

岩崎電気 光・環境営業部

東日本 03-5846-9030
西日本 06-4790-8943

実験動画

用途例

プリフォーム

カップ殺菌

プリフォーム内面殺菌テスト結果

パルス光照射による不活化効果

試験方法

  1. プリフォーム内面に供試菌をスプレー噴霧し、容器内部に挿入したキセノンフラッシュランプをパルス発光させて不活化効果を確認
  2. 不活化効果(D) = log(パルス光照射後の生菌数 / 未照射の生菌数)

供試菌

黒麹カビ(JCM2261)
サンプル5百万個

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紫外線殺菌システム/EB滅菌システム

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