ライティング講座(照明講座)

照明の基礎知識

光色と演色性 - 光色

関連資料

  • JIS Z 8725:光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法(2015)
  • JIS Z 9110:照明基準総則(2024)
  • JIS Z 9112:蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分(2019)

光源又は照明器具から出る光の色を光源色(light source color)といい、一般には光色(color appearance)と呼ばれます。光源色の中でも、分光分布がほぼ可視域全体に広がっていて、肉眼で白色に見える光を「白色光(white light)」といいます。白色光は、その色度が黒体放射軌跡上にある場合には「色温度」で、それから外れる場合には「相関色温度」で表されます。蛍光ランプ及びLEDは、JIS Z 9112に規定された方法に基づき、相関色温度及びduv(又はDuv)によって昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の五つのグループに区分されます。
白色光の差は、逆数相関色温度で比較します。これは、人間がもつ知覚の等間隔性は、色温度の差よりもその逆数の差の方が近いとされることによります。

(2025年4月25日入稿)

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