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2024/02/08

スイーツの美味しさを魅せる照明
LEDの並び方で光の質が変わる？COBタイプとSMDタイプの違い

こんにちは。岩崎電気です。
今回は見ているだけでも楽しくなるショーウィンドウや
ショーケースにアクセントを添えるスポットライトやダウンライトについてご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。

スイーツの美味しさを魅せる照明

冬はおうちで過ごす時間が増えますが、
年末年始はクリスマスにお正月、2月はバレンタインデーと、
グルメなショッピングを楽しむ機会が多い季節でもあります。
ケーキやチョコレートといった定番のスイーツも多様化し、
美しい輝きをまとったスイーツが並ぶお店のショーケースを眺めるだけでも楽しめます。

食料品店の照明は商品を魅力的に見せることはもちろん、
店舗の雰囲気やブランドイメージなどをトータルで印象付ける役割も担います。
売場では商品の素材やディテールの魅力をより引き立てる照明、
お店の顔となる店舗の外観はお客さまが入りやすい開放的な雰囲気を演出する照明、
オープンキッチンの厨房ではお客さまに清潔感を印象付ける照明、
とさまざまな観点から照明設計されます。

◆ 多重影が発生しにくいCOB※タイプのLEDスポットライト
LEDioc LEDスポットライト詳細
※COB：チップオンボード方式。多数のLED素子を直接基板上に実装する構造。

◆ 店舗のイメージに合わせて4つの光色が選べるLEDダウンライト
LEDioc LEDダウンライト詳細

◆ 防水性能を備え清潔・衛生的に使えるライン形照明器具
LEDioc マルチライン詳細

ケーキや焼き菓子の色味を忠実に再現
- パティスリーデリーモららぽーと豊洲店 -

人気のショコラティエ／パティシエ江口和明氏が手がけるパティスリー「DEL'IMMO(デリーモ)」。
ららぽーと豊洲店には生菓子や焼き菓子が多数ラインアップされています。

ショーケースを照らす照明には
「レディオック LEDユニバーサルダウンライト高彩度・高演色形」を使用して、
商品の魅力を引き立てる光でアイキャッチ効果を高め、生クリームやチョコレート、
イチゴなどのフルーツをより美しくみずみずしく見せて、
きらめきと深い立体感、美味しさを演出しています。

パティスリー DEL'IMMO(デリーモ)ららぽーと豊洲店

思わず立ち寄りたくなる照明設計
- ブーランジェリー・ボヌール巣鴨店 -

「しあわせなカレーパン」でお馴染みの「Boulangerie Bonheur (ブーランジェリー・ボヌール)」。
巣鴨店には「とげ抜き地蔵」をモチーフにした「お地蔵パン」など地域に愛される商品がいっぱいです。

地域性を大切にし親しみやすさを重視した外観、
店内はCOBタイプ高演色形のLEDダウンライトが焼き立て感を強調し、思わず立ち寄りたくなる照明演出、焼き上げるスペースには防雨・防湿形の「直管LEDランプ LDL40用ベースライト」で清潔感をと、エリアに応じた照明設計としています。
さらに作業場の天井には空気循環式紫外線清浄機「エアーリアシーリング」を設置し、
清潔で安全な室内環境になっています。

Boulangerie Bonheur (ブーランジェリー・ボヌール)巣鴨店

[光技術Tips]
LEDの並び方で光の質が変わる？
COBタイプとSMDタイプの違い

LED(発光ダイオード)は素子の状態では電気は流れません。
このLED素子に電極を繋げ樹脂を封入することで「LEDパッケージ」として
光る電子部品になります。
そして小さなLEDパッケージをたくさん組み込んだものがLED照明器具となります。

電気を流すための電極が付いた基板の上に1つのLED素子を載せて電極と繋ぎ、
蛍光体の入った樹脂で封入したものが1パッケージとなり、
これをたくさんはんだ付けして出来上がった照明器具が
「SMD(Surface Mount Device：表面実装)タイプ」です。
たくさんのSMDパッケージを使用する場合、一つひとつの影が重なってしまうので
照射物の影も多重に発生してしまいます。

「COB(Chip On Board：チップオンボード)タイプ」はたくさんのLED素子を
1つのパッケージに並べて基板に直接貼り付け樹脂で封入する方式です。
LED素子がたくさんあるため、基板はアルミなど放熱性の高い素材が使われます。
1つのパッケージにたくさんのLED素子が載っているので、
部品点数が少なくなり、照明器具を組み立てる工程が短縮できます。
また、SMDタイプと同じ光量の照明器具とする場合でも総パッケージ数は少なくなるので
器具自体がコンパクトにでき、そして、影が多重に発生することを抑えられるのが特徴です。