納入事例

建築外構・景観演出 ライトアップ

南天満公園大阪府大阪市中央区

水辺の桜並木をいかし、季節に応じて潤いのある夜間景観を多彩な光で演出

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  • LED
  • HID
  • 川の水面にLEDのライン照明を入れ、桜並木のライトアップとともに遠景から臨んだ際にも魅力溢れる夜間景観をつくり出している。

  • 華やかに咲き誇る桜並木のライトアップ。

施設概要

施主
大阪府
監修
(株)LPA(面出 薫様)
ライティングデザイン、照明設計、施工
岩崎電気(株)
協力
大阪市

竣工

2010年6月

大阪市の天満橋から天神橋の間、大川沿いにある南天満公園は、桜の名所であり、対岸には天満橋駅や八軒家浜があり、公園周辺の環境は賑わいを見せています。大阪府では、水都大阪の再生として「水の回廊」を整備し、新たな都市魅力を創出する取り組みを進めています。資産を活用した効果的な光の景観形成を推進し、他都市にない魅力を発信するため、南天満公園の水辺の桜並木をいかしたライトアップが計画されました。

ライトアップは、川沿いの桜を主に、四季を感じさせる計画とし、季節に応じた潤いのある夜間景観を創出。また、橋や対岸の川側からの景観を強く意識し、川への映り込みを強調した演出となっています。川側の桜の演出は、高効率・高演色性のセラルクスナチュラルレッドを使用し、花の淡いピンク、葉の緑、紅葉の赤をきれいに映し出し季節感を演出、合わせて、LED投光器(電球色)で幹を照らし、木のボリュームを出しています。公園側からはフルカラーのLED投光器で白色、電球色、青色などでカラーチェンジにより動きのある演出を行っています。

全体でも、季節、曜日で異なった演出を行い、時間の流れを感じさせる演出としました。さらに、よりよい水辺景観とするため、「水と光の水彩画」をコンセプトに、川への映り込みのみを魅せる約400mのライン照明を配置。水彩画のような映り込みは、波に影響されて表情豊かな景観を創出。光源にLEDを使用し、環境に配慮した光で公園沿いの水面をより魅力的に照らし出しています。

主な納入器具