納入事例

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新潟トヨペット新潟東店新潟県新潟市東区

緻密に計算された遠近効果を設計コンセプトとする建築構造が印象的なカーショールームの照明計画

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  • LED
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  • 消費電力約30Wでコンパクト形メタルハライドランプ70W相当の明るさを持ち、節電を実現する「レディオック LEDスポットライト(SMDタイプ)クラス300」が広々としたショールームを照らし、落ち着きのある佇まいをつくり出す。

  • 「レディオック LEDスポットライト(SMDタイプ)クラス300」設置状況。

  • 外観昼景。ガラス張りで自然光が降り注ぐ開放的な印象の販売ショールーム棟は、遠近法を駆使した設計により新潟市内から訪れると、建物の長さがより強調されて見える効果をもたらしている。

  • 天井が高く、壁全体のガラスが開放的な印象を与えるショールーム2階。色温度4000Kの「レディオック LEDスポットライト(SMDタイプ)クラス300」で展示車両のボディラインやカラーを魅力的に映し出す。

  • ショールーム2階全景をのぞむ。トップライトが入る天井掘り込みとLEDスポットライトを規則的に配置した構成とし、全体に均一な光ではなく、必要な箇所をより効果的に照らすことで居心地のよい空間を創出している。

  • 外観夜景。ガラスのカーテンウォールから漏れるLEDのあかりが、魅力的な夜間景観を演出している。

  • ショールーム1階パンフレット棚周り。ベース照明にLEDスポットライトを使用して必要な箇所を照らし、空間にメリハリをつけている。

  • 販売ショールーム棟1階。LEDスポットライト「レディオック LEDスポットライト(SMDタイプ)クラス300」の色温度は4000Kに設定し、落ち着きのあるラウンジのような雰囲気を演出している。

  • 整備工場内は色温度5000Kで統一し、均一な照度が確保出来るよう「レディオック LEDアイランプSP 115W」を光源とする高天井用セードを配置している。

施設概要

施主
新潟トヨペット(株)
設計
(株)河辺哲雄建築都市設計事務所
施工
(株)新潟マテリアル
電気工事
大進電業(株)

竣工

2017年6月

お客さまの声:(株)河辺哲雄建築都市設計事務所/河辺 哲雄様

新潟トヨペット新潟東店が2017年6月、新築移転オープンしました。新潟の空の玄関口・新潟空港がある東区に位置し、国道113号へと続く幹線道路沿いにある路面店です。敷地面積約2,430m²、建築面積約1,260m²、延床面積約1,680m²という規模を持ち、全面ガラス張り、2階建ての開放感溢れる空間となっています。

建築的な意匠として、敷地の奥に整備工場があり、ショールームは間口に対して奥行きが大きいことから、ショールーム棟の建築構成を単純な直方体の形状にするのではなく微妙なゆがみを与えています。即ち、水平垂直面を斜めにカットし、屋根は対角線上に勾配を付ける形状とし、壁面は端部をわずかに鋭角にすることで、人の遠近感覚に錯覚を与える効果を狙っています。これにより新潟市内方面から訪れる人には建物正面が実際以上に長く見え、反対方向からは逆に遠近効果がかからないよう、緻密に計算された錯視を呼び起こす設計となっています。通りからのショールームの見え方を重視し、限られた間口をより伸びやかに見せることを意図したものです。照明計画については、ショールーム全体の照度設定に関して、ベース照明にスポットライトを使用し、1階、2階ともに明る過ぎない落ち着いた印象をつくりました。均一に空間を照らし出すのではなく、展示車や打合せテーブル、棚などを「レディオック LEDスポットライト(SMDタイプ)クラス300」で重点的に照射し、光のメリハリをつけています。

また、フロアの周囲に配光の狭いLEDダウンライトを均等間隔に配置して床面に光だまりをつくり、空間にアクセントを設けました。外からのぞんだ際には2階のLEDダウンライトの輝きがアイキャッチの役目も果たし、建物全体の存在感を増しています。一方、整備工場には高天井用セード・ホルダと「レディオック LEDアイランプSP 115W」を組合せた照明器具を採用して照度750ℓxを確保し、省エネを推進しつつ作業する手元も明るく照らす快適な作業環境をつくりました。今回のように天井が4.2m~6.5mと高い空間に於いては、長寿命を特長とするLEDを光源に採用することにより、メンテナンスコストの削減に貢献するというメリットもあり、ショールームは4000K、整備工場は5000Kとエリアによって色温度を統一することで、一体感のある高品質な照明環境を創出しています。

主な納入器具