ライティング講座(照明講座)

照明関連の計算法

照度・輝度の測定法 - 照度測定方法

(1)全般照明の場合の照度測定

測定点と分割線、測定間隔を表した図

図3.1 測定点の決め方

照度は特に断りがない限り水平面照度を測定します。
照度測定面の高さは、室内に机、作業台などの作業対象面がある場合は、その上面又は上面から5cm以内の仮想面とします。特に指定のない場合は、床上80±5cm、和室の場合は畳上40±5cm、廊下、屋外の場合は、床面又は地面上15cm以下とします。

(参考文献 JIS C 7612:照度測定方法(1985))

  • スポーツ施設に関しては、JIS Z 9127 :スポーツ照明基準(2020)を参照ください。
  • 道路・トンネル施設に関しては道路照明施設設置基準・同解説を参照ください。

(2)平均照度の算出法

単位区域ごとの平均照度\(E\)

\( E= \dfrac{1}{4} \Sigma Ei= \dfrac{1}{4}(E_{1}+E_{2}+E_{3}+E_{4}) \)

図3.2 4点法による平均照度算出法

(参考文献 JIS C 7612:照度測定方法(1985))

単位区域が多数連続する場合

隅点 照度Ea、辺点 照度Eb、内点 照度Ecと単位区域を示す図

\( E= \dfrac{1}{4MN}( \Sigma E_{a}+2 \Sigma E_{b}+4 \Sigma E_{c}) \)

図3.3 多数の単位区域が連続するときの平均照度の算出法

(参考文献 JIS C 7612:照度測定方法(1985))

(2025年4月25日入稿)

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