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照明技術資料

光源・安定器

各種光源の概要

FECマルチハイエース

(1)特長

従来のナトリウム、スカンジウムの発光元素にリチウム、タリウム、インジウムを加え、5波長域の発光スペクトルを実現。平均演色評価数Raが75(蛍光形)と5ポイント向上し、色彩をより鮮やかに映し出します。また、従来の始動器に比べ、発生パルス電圧は約半分になりノイズが少なく、精密機械などへの影響が抑えられます。水銀灯用一般形安定器で点灯できます

(2)構造的特長


図2.54 ランプ構成

FECマルチハイエースのランプ構造を図2.54に示します。

2.1 外球

耐熱性の良い硬質ガラスを使用し、外球内は発光管の熱保護と酸化防止のための窒素ガスを封入しています。

2.2 発光管

石英ガラスを使用し、最冷部温度を上げ、金属ハロゲン化物を蒸発させるために保温膜を塗布しています。

2.3 始動器[FEC:Ferro Electric Capacitor(強誘電コンデンサ)]

ランプが不点になった場合には、5分以内にパルス発生を停止(安定器の保護)します。また、従来の始動器に比べ発生パルス電圧は半分になりノイズが少なく、精密機械等への影響が抑えられます。

(3)用途

工場の高天井照明/銀行営業室/オフィスビル/空港ビルロビー/公会堂・講堂/体育館などの屋内スポーツ施設の照明
百貨店吹き抜け部/スーパーマーケット/ショッピングセンター/アーケード/商店街の照明公園/街路の照明

(4)商品構成

FECマルチハイエースの商品構成を表2.18に示します。

表2.18 商品構成

形式 100W 175W 250W 300W 400W
BT形 透明形 M-LSH
蛍光形 MF-LSH  
T管形 透明形 MT-LSH      

(5)演色性、相関色温度

FECマルチハイエースの演色性、相関色温度を表2.19.に示します。

表2.19 演色性、相関色温度

種別 透明形 蛍光形
演色性 Ra70 Ra75
相関色温度 4500K 4200K

(6)分光エネルギー分布

FECマルチハイエースの分光エネルギー分布を図2.55に示します。


図2.55 分光エネルギー分布

(7)始動特性

FECマルチハイエースの始動特性を図2.56、図2.57に示します。


図2.56 始動特性(一般形安定器H4CC2A)


図2.57 始動特性(低始動電流形安定器H4CL2A)

(8)電圧変動特性

FECマルチハイエースの電圧変動特性を図2.58、図2.59に示します。


図2.58 電圧変動特性(一般形安定器H4CC2A)


図2.59 電圧変動特性(低始動電流形安定器H4CL2A)

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