光応用の知識

紫外線殺菌

6.タンク殺菌計算例

(1)条件

6-1 選定根拠
対象水 純水(水温範囲:5~25℃)
殺菌性能 枯草菌(芽胞)殺菌率99.9%以上
処理水量 80m³
タンク仕様 サイズ:W 8,000×D 3,500×H 4,000(mm)
材質:SUS
容量:100m³
その他 推移:タンク上部より0.3~0.8m
入れ替え回数:8回/日
6-2 選定機種
名称 タンク殺菌装置(120W 1灯用)
型式 GM12001S40
特記仕様 ジャケット長変更:約2m
  • ※注)上記ランプ灯数は2時間の滞留時間でも枯草菌(芽胞)殺菌率99.9%とした場合

(2)殺菌性能を確保できる照射距離

タンク内で紫外線ランプから一番遠い箇所でも枯草菌(芽胞)の殺菌率99.9%を確保できる距離を求めます。枯草菌(芽胞)を99.9%殺菌できる紫外線照射量は20.3(mW・sec/cm²)ですので、入れ替えに要する時間を1時間、タンク一杯になってから紫外線が照射される時間を2時間とし、その時間内で殺菌率を確保できる紫外線照度を試算すると以下のようになります。

紫外線照度
= 紫外線照射量÷紫外線出力維持率÷ジャケット汚れ÷時間
= 20.3(mJ/cm²)÷0.6÷0.8÷2(h)÷60(min/h)÷60(sec/min)
= 0.0059(mW/cm²)

純水中でこの紫外線照度を確保できるランプからの距離は、120W紫外線ランプを用いた場合、紫外線照度分布(下記資料)より約6mとなります。
従って、ランプから6m以下の距離であれば、2時間の照射で枯草菌(芽胞)を殺菌率99.9%以上にできることになります。

殺菌線照度分布

設置位置

ランプはタンク中央に設置し、ランプジャケットの長さを2m程度にして水位が上部より0.8m下がったときでもランプが水面上に出ないようにする。

配置概要図

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