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電子線滅菌

10.各種菌のD値

D値(Decimal Reduction Value)とは生菌数を1/10に減少させるのに必要な線量をいいます。つまり90%滅菌です。
放射線滅菌の指標菌はBacillus pumilus (spores)です。指標菌とは「当該滅菌法に対して最も強い抵抗性を示す常在菌で、病原性を持たず、比較的取扱い易い菌であって、この菌が滅菌されていれば、一応、被滅菌物は滅菌されていると推定しうる菌」と定義されています。
当社で実際に菌を使って、EBによる滅菌のD値を求めてみました。その結果が図6、表7です。紫外線では最も滅菌しにくい真菌類がEBでは簡単に死滅させることが出来ます。これが放射線滅菌の1つの特徴です。また、表7より放射線滅菌のD値は非常に小さいことがわかります。一般に、10-6が滅菌補償レベルとされています。例えば、バイオバーデン(滅菌行程前の一個あたりの製品に付着している生菌数)が102とすると、これは滅菌するにはわずか15kGy(1.7kGy×(2+6)=13.6kGy)で十分です。

表7 各種菌のD値
E.coli0.03
Bacillus pumilus E601(spores)1.7
B.subtilis(spores)1.7
A.niger(黒麹カビ)0.15

(単位:kGy)

図6 各種菌のEB殺菌サバイバルカーブ(当社ラボ機使用)

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