施設報告

泉の杜・清水緑地の照明設備 - ホタル保護灯の納入事例 -

国内営業事業部 中部技術設計センター
国内営業事業部 名古屋営業所

キーワード

清水緑地,アプローチライト,ホタル保護灯,フィルター

1. はじめに

JR岐阜駅南口周辺を含む加納地区は,旧来,加納城を取り巻く城下町や中仙道を中心とした宿場町として形成された経緯があり,現在も加納城跡を始め各所に寺社や和傘の商店があり,旧中仙道筋には当時の町並みが残っている。地域の資産を生かした加納まちづくり計画の一環として,文化資産を結ぶネットワークをプロムナード(散策路)として結び,その玄関口に都心緑地を創出するため水と緑を活かした清水緑地(岐阜県岐阜市加納清水町)の整備を進め平成17年3月に完成した。(図1,2)

図1 清水緑地の昼景

図2 ポールライトの昼景

清水緑地は加納地区まちづくり交付金事業の核なる事業と位置づけ,その実施にあたっては平成13年度より,加納地区を中心とする地元代表の方々と協議会を開催し,また「広報ぎふ」等でも幅広く市民の皆様に意見募集し討議を重ね,それらの議論を経て「清水川・天満公園プロムナード事業整備構想」を策定した。その中で『アユが泳ぎ・ホタルが飛び交う都市緑地の創出』をテーマに,公園を『ホタルの杜,サクラ広場,親水広場,歴史散策道』の4つに区分し整備した。

現在の清水緑地は,旧天満公園(街区公園)と従来からの清水緑地を併せたエリア(約2.2ha)だが,新しく整備した清水緑地は,この旧天満公園(約0.8ha)と従来からの清水緑地の一部(約0.6ha)を再整備したものである。


テクニカルレポートに掲載されている内容は、原稿執筆時点の情報です。ご覧の時点では内容変更や取扱い中止などが行われている可能性があるため、あらかじめご了承ください。