納入事例

スポーツ施設照明 野球場

メットライフドーム(西武ドーム)埼玉県所沢市

自然環境共存型のドームを高品質な光で照らし出す

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  • HID
  • © SEIBU Lions

  • 外観(全点灯時)

  • ダウンライト設置状況

  • グラフィックパネル盤

  • メイン照明操作盤

施設概要

施主
西武鉄道(株)
施工
鹿島建設(株)関東支店
電気工事
(株)関電工
監修
池原義郎
グラウンド面積
13,300m²
収容規模
35,655人

照明設計

バッテリー

2500ℓx

内野

2000ℓx

外野

1500ℓx

竣工

1999年3月

メットライフドームは西武ライオンズのフランチャイズ球場として利用されており、既設の球場に特殊工法を用いて球場を閉鎖することなく、2回のシーズンオフに工事を行い完成した自然環境共存型のドームです。照明設備はドーム屋根部にリング状に配置されています。
本ドームは、屋内屋外中間型というべき自然環境共存型のスタジアムをめざして建設されました。緑あふれる狭山丘陵のイメージをそのままに、屋根をV字型柱で支え、壁を設けず全周をオープンとすることで、明るく開放的な空間と木陰の心地よさを実現しています。
建設にあたっては、球場運営への影響を最小限に抑えるため、既存球場リニューアル工法といえる特殊工法を採用して、球場を閉鎖することなく、2回のオフシーズンを利用した短工期施工で完成しました。
従来は、野球開催が主体であった西武球場が、多目的ドームに変身し、野球以外にもコンサート、展示会など多種多様なイベントの開催が、天候に左右されることなく常時可能となりました。

照明設備
照明設備にあたっては、プロ野球をはじめ多目的な使用用途に対応できる水平面照度、空間照度を確保するとともにハイビジョン(HDTV)放映が可能なものとなっています。
フィールド照明用の光源は、ランプ効率、寿命、ハイビジョン放映が可能となる演色性(平均演色評価数Ra=80以上)、及び色温度などを考慮して高演色形メタルハライドランプが採用されており、また、ランプのワット数の選定においては、選手、審判、観客のグレアを考慮して適切な光束を有する高演色形メタルハライドランプ1500W(クウォーツアークMT1500A-D)が採用されています。
また、上空のボールの視認性を向上するための上空照明用として、高効率形メタルハライドランプ1000W(M1000B)が採用されています。
照明器具は観客席の上部に設置されるため、野球時に硬球が衝突した場合でも、前面ガラスが破損することのない、前面強化仕様の投光器(H590SX、DX)が採用されており、配光の種類は、グレア及び照度均斉度を考慮して、狭角タイプと中角タイプの2種類を使用しています。
照明器具の取付高さと取付位置は、JISの基準を満足するように配置されており、グラウンド面よりの高さ35m~45mの点検用キャットウォーク上に2段に取付けられています。

主な納入器具

  • 投光器 アイ スポラート

    前面強化仕様(クウォーツアーク1500W・ロングアークタイプ) - 744台

    フードルーバ付(アイ マルチメタルランプ1000W) - 48台

  • アイ ハロゲンランプ500W用投光器 - 18台

  • アイ ハロゲンランプ1000W用投光器 - 15台 ほか