納入事例

環境シミュレーションシステム

タカタ(株) 北米本部安全研究施設 高速度撮影用照明アメリカ ミシガン州 アーバンヒルズ

高速度撮影用照明設備のLED化工事

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  • LED
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  • 衝突シミュレーションの高速度撮影時には座席やダミーなどを搭載してカメラに囲まれたスレッドを「レディオック フラッド デュエル」の強力な光が照らし出す。

  • LED投光器消灯中の様子。左右両端には同時に納入した、「レディオック フラッド デュエル」装着の移動スタンド式補助照明も置かれている。

  • 頭上照明アレイには、片側12灯のLED投光器を搭載。

  • 建物正面外観。

施設概要

施主
タカタ(株)北米本部

竣工

2015年12月

お客さまの声:ELINA社 Applied Opticsグループ/Tracy S. Lange

タカタ株式会社(以下タカタ)は、シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなどを製造・販売する自動車用安全システム専門メーカーです。EYE Lighting International of North America, Inc.の光・環境グループは、2015年12月に、タカタの北米本部において照明装置の更新工事を実施しました。この施設には地域の販売及び経営の本部機能に加えて、広大な敷地内に2つの車両試験スレッド(衝突試験シミュレーター)、多数の静止試験室、そして大型材料試験センターを備えた、非常に規模の大きな安全研究開発センターがあります。

タカタでは、自社の二つの車両試験スレッドのうち、片方の車両試験スレッドの高速度撮影用に使用されている照明設備を更新しました。従来の照明設備は、衝突シミュレーション中にスレッド装置を照光する目的で頭上照明アレイに設置された、合計20灯の4000Wメタルハライドランプ式投光器で構成されていました。しかし、この照明システムは信頼性が低下し、運用可能状態を維持するためには高額な保守作業が頻繁に必要になってきたため、これに代わる光源としてLEDを採用することになりました。競合製品の検討作業を経たうえで、従来のメタルハライドランプに替えて、岩崎電気の「レディオック フラッド デュエル 1100W」を使用したLED照明システムを選択。24灯の中角タイプを使用して、既存の頭上照明アレイの投光器を更新しています。

「レディオック フラッド デュエル」は、従来のメタルハライドランプに比べて、エネルギー消費の大幅削減、試験スレッドへの熱照射の大幅削減、瞬時ON/OFF操作、太陽光を再現する白色光、そしてメンテナンスがほとんど不要であるなど、多くのメリットを有します。同時に、高速度撮影に不可欠なフリッカーフリーという特長も実現しています。