EB滅菌

電子線照射装置

電子線を活用し、滅菌処理を可能にしました。

EBとはElectron Beam = 電子線のことです。 この電子線の持つ強い殺菌効果を活用した電子線照射装置がEB滅菌装置。 低電圧タイプのEB滅菌装置ですので、安全で非常に取扱い易く、高度な殺菌が必要なインラインでの使用にもマッチします。

特長

滅菌処理を可能にしました。

EB滅菌装置からの電子線は強力で、滅菌レベルまでの殺菌ができます。

高速処理で滅菌できます。

γ線に比較して1秒間に発生するエネルギーが約1011倍で滅菌が瞬時に行えます。

安全です。

X線を遮断するための自己遮蔽(セルフシールド)を採用しているため、安全です。

コンパクトで操作は簡単です。

コンパクトな装置は、スイッチのオン・オフで必要な時に電子線が取り出せます。グラフィックパネルをタッチする方式なので、操作も簡単です。

常温処理が行えます。

熱発生が小さいので、熱変形するものに対しても使用可能。被照射体に熱を与えません。

用途例

フィルム・紙などシート状
キャップや容器
円筒状の容器

構造

図は、放射線シールドを施された真空チャンバーの断面

EB(電子線)の殺菌効果

フイルム表面の殺菌事例

PETフイルムを60m/minで流した時のB. pumilus spores の殺菌効果を確認しました。その結果は下図のとおりであり、高グレードの殺菌ができることが確認されました。

キャップの殺菌事例

キャップの殺菌事例ネジ切りがあり、形状の複雑な右図のような形状のキャップの殺菌効果を確認しました。その結果は下図のとおりで、UVでは影があるため殺菌できなかったものでも高グレードの殺菌ができることが確認されました。

包装後の薬液入のシリンジの表面殺菌事例

包装後の薬液入のシリンジの表面殺菌事例

電子線のエネルギーを調節することで、包装後の、しかも薬液に影響を与えずにシリンジ表面の殺菌ができます。
米国ではFDAの許可を得て現在稼働しております。

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電子線(EB)で加工した素材は、さまざまな場所で活躍しています。電子線の特長、効果などをわかりやすくご説明しています。

電子線(EB)活用なるほどBOOK

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