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ゴルフ場照明は、プレーヤーがボールを打つときに必要な水平面照度だけではなく、飛んでいくボールの行方を確認するための鉛直面照度も確保することが重要です。また、ティーグラウンド、フェアウエイ、グリーンといったプレー場所に応じた照明計画をする必要があります。特にティーグラウンドにおいては、第1打目のボールは遠くまで飛ぶので空間照明用の器具を設置し、遠方までの空間照度を確保する必要があります。また、グリーンにおいては、プレーの方向が一方向ではないので、プレーヤー自身の影によってボールが見にくくならないように、グリーン両側からの照明をする必要があります。

(1)照明範囲

ティーグラウンド、フェアウエイ、グリーンの範囲とします。

(2)照度および均斉度

平均照度および水平面照度の均斉度は、当社におけるこれまでの施工例に基づく経験より、表4.43に示す値を確保することとし、ゴルフ練習場の照明は、表4.44に示す値を確保することとします。

表4.43 平均照度値および均斉度

区分 照度の種別 平均値(ℓx) 均斉度(Min/Ave)
ティーグラウンド 水平面照度 100 0.3以上
フェアウエイ 水平面照度 50〜80 0.5以上
鉛直面照度 水平面照度の2倍
グリーン 水平面照度 150〜200 0.5以上

表4.44 ゴルフ練習場の平均照度値

照度の種類 照明範囲 平均照度(ℓx)
鉛直面照度 ボールが飛んでいく範囲の断面 150以上
水平面照度 フィールド全体 75以上

(3)照明方式および照明器具の配置

投光照明方式とし、原則としては追跡照明とします。

3.1 ティーグラウンド

プレーの方向に対して後方からの照明を基本とします。原則的には両サイドからの配置が望ましいのですが、経済的に両サイドの照明ができない場合は、一般に右利きのプレーヤーが多いことを考慮して、プレー方向に対して右後方からの照明をします(図4.33) 。

  • 備考 ●印は照明器具の設置位置。

図4.33 照明器具の配置例(ティーグラウンド)

3.2 フェアウエイ

図4.34に示すように千鳥配置、向き合わせ配置またはそれらを組合わせた配置とします。

  • 備考 ●印は照明器具の設置位置。

図4.34 照明器具の配置例(フェアウェイ)

3.3 グリーン

グリーン上ではプレーヤー自身の影ができにくいようにしなければなりません。またプレー方向からグリーンを見たときに視線に照明器具が入りにくいように照明器具を配置しなければなりません。
よって、図4.35に示すような両側からの照明が望まれます。

  • 備考 ●印は照明器具の設置位置。

図4.35 照明器具の配置例(グリーン)

(4)照明器具の選定

投光器を使用し、表4.45に従って選定します。

表4.45 照明器具の選定

区分 ティーグラウンド フェアウエイ グリーン
配光の種類 狭角形
中狭角形
中角形
広角形
  • 備考 ●:主に用いるもの。○:必要に応じて用いるもの。

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