照明計画資料
スポーツ照明
サッカー場・ラグビー場照明は、競技中に競技面を外れた競技者やボールが極端に見えにくくならないように、競技面周辺部分においても十分な照度を確保することが重要です。また、ゴール前、コーナー部分はプレーにおいて重要な場所であり、競技面全体の均斉度を良くするような照明計画をすることが重要です。
次に示すように競技面全体とします。
サッカー場、ラグビー場および陸上競技場の平均照度および均斉度は、競技区分ごとに決定し、テレビジョン撮影を行う場合は、水平面照度の他に鉛直面照度も既定されます(表4.15参照)。
表4.15 照度および均斉度
| 区分 | 水平面照度 | 鉛直面照度※1 | ||
|---|---|---|---|---|
| 平均値 (ℓx) |
均斉度 (Min/Ave) |
平均値 (ℓx) |
均斉度 (Min/Ave) |
|
| 公式競技 | 500以上 | 0.5以上 | - | - |
| 一般競技 | 200以上 | 0.4以上 | - | - |
| レクリエーション | 100以上 | 0.25以上 | - | - |
| テレビジョン撮影時 | 1000以上 | 0.5以上 | 1000以上 | 0.3以上 |
(参考文献:JIS Z 9121 財) 日本規格協会)
投光照明方式とし、原則として、表4.16に基づいて設定します。
表4.16 照明器具の配置
| 区分 | 照明器具の配置 | 参照 |
|---|---|---|
| 陸上競技場および兼用競技場 | サイド8ヶ所配置(4ヶ所、6ヶ所も可) | 図4.9 |
| サッカー場 | サイド8ヶ所配置(4ヶ所、6ヶ所も可) | 図4.10 |
| コーナー4ヶ所配置 | 図4.11 | |
| ラグビー場 | サイド8ヶ所配置(4ヶ所、6ヶ所も可) | 図4.12 |
| 屋根に照明器具が取付可能な場合 | 照明器具の取付高さが確保できればサイド配置 | 図4.13 |
(参考文献:JIS Z 9121 財) 日本規格協会)

図4.9 陸上競技場および兼用競技場の配置

図4.10 サッカー場の配置(サイド配置)

図4.11 サッカー場の配置(コーナー配置)

図4.12 ラグビー場の配置

図4.13 屋根に照明器具が取付可能な場合の配置
照明器具の取付高さは、競技区分により異なり図4.14および図4.15に示す照明器具の間隔Lによって決定します(表4.17参照)。
表4.17 照明器具の取付高さ
| 区分 | 取付高さ(m) | 参照 |
|---|---|---|
| サイド配置 | 0.35L1≦H≦0.6L1かつL2≦H≦4L2 | 図4.14 |
| コーナー配置 | 0.35L1≦H≦0.6L1かつH≦3L2 | 図4.15 |
(参考文献:JIS Z 9121 財) 日本規格協会)


| L1 | 競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平距離(m) |
|---|---|
| L2 | 競技面の端から最下段の照明器具までの水平距離(m) |
| H | 最下段の照明器具の取付高さ(m) |
図4.14 照明器具の取付高さ(サイド配置)


| L1 | 競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平距離(m) |
|---|---|
| L2 | 競技面の端から最下段の照明器具までの水平距離(m) |
| H | 最下段の照明器具の取付高さ(m) |
図4.15 照明器具の取付高さ(コーナー配置)
主に投光器を用います。配光は配置方法によって選定します。照明器具をサイド配置にする場合は、主に中角形(ビームの開きが30°以上60 °未満)の投光器を選定し、コーナー配置にする場合は、主に狭角形(ビームの開きが30°未満)の投光器を選定します。レクリエーションの場合は、主に広角形(ビームの開きが60 °以上)の投光器を選定します(表4.18参照)。
表4.18 照明器具の選定
| 区分 | 公式競技および一般競技 | レクリエーション | ||
|---|---|---|---|---|
| サイド配置 | コーナー配置 | |||
| 配光の種類 | 狭角形 | ○ | ● | ○ |
| 中角形 | ● | ○ | ○ | |
| 広角形 | ○ | ○ | ● | |
(参考文献:JIS Z 9121 財) 日本規格協会)
グレアを計算する時の観測位置と観測方向を図4.16に示します。

図4.16 グレアを計算するときの観測位置と観測方向
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