照明計画資料
屋外作業場照明
広場や公園における照明設備の設置目的は、主に次の3点が挙げられます。
公園・広場全般の照度は、そこで行われる行為(視作業)をもとに、表6.1などを参考に設定します。
例えばコミュニティ機能を重視した広場では、防犯の危険性や周囲の明るさなどを考慮して公園を使用する人々が安全な活動が可能となる照度を設定する必要があります。またターミナル機能を重視した広場では車の安全走行が可能となる照度(路面輝度)に設定する必要があります。
一方公園の照明は、その機能、性格や周辺の環境、夜間の利用形態などを考慮して計画します。
夜間閉鎖され、利用がほとんど考えられない場合には、自然環境を保全する意味から、照明は必要最小限に制限し、夜間開放され、人びとが利用する施設では、園路、広場、案内標識、修景対象(花壇、植込み、モニュメント、芝生、樹木、池など)などを照明し、安全性を確保するとともに、公園の奥行きや広がりなど空間特性がよくわかるようにします。安全性の確保は、暗がりや物陰をつくらないことが重要で、照度の確保よりもむしろ、植込みなど暗がりとなりやすい箇所にちょっとした明かりを付加するなどの配慮が必要です。
表6.1 通路、広場および公園における推奨照度

(参考文献:JIS Z 9110 2010 財) 日本規格協会)
公園・広場の代表的な照明手法は、表6.2に示すものがあります。その特徴をよく把捉し、広場の目的や対象に合ったものを選択します。なおポール照明は、照明器具の高さ(表6.3)や配光の種類(表6.4)によって、照明効果や雰囲気が異なるので設置場所の目的によって使い分ける必要があります。
表6.2 照明方式
| 【ポール照明】 | 【ブラケット照明】 | 【投光(演出)照明】 | 【景観材組み込み照明】 |
|---|---|---|---|
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表6.3 照明器具の取付け高さ
| 設置高さ | 主な特徴 | 適用例 | ランプ光束の目安[ℓm/灯] |
|---|---|---|---|
| 12m以上 |
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大駐車場 交通広場 |
40000以上 |
| 7m〜12m |
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道路 駐車場 一般的な道路緑道 |
10000〜50000 |
| 2m〜7m |
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公園 緑道 建築構内 小規模広場 |
1000〜20000 |
| 1.5m以上 |
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アプローチ空間 住宅内庭園 公園 |
3000以下 |
(参考文献:障害光低減のための屋外照明機器の使い方ガイド日本照明器具工業会)
表6.4 照明器具の配光の種類と特徴
| あんしんの街路照明器具 | たのしみの街路照明器具 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 区分 |
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| 配光イメージ |
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| 特徴 |
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| あんぜん照明環境Ⅰ | 自然公園 | ○ | |||
| 里地 | ○ | ||||
| 田園 | ○ | ||||
| あんしん照明環境Ⅱ | 里地 | ○ | ○ | ||
| 村落 | ○ | ○ | |||
| 郊外型住宅地 | ○ | ○ | |||
| やすらぎ照明環境Ⅲ | 地方都市 | ○ | ○ | ○ | |
| 大都市周辺市町村 | ○ | ○ | ○ | ||
| 都市部住宅地 | ○ | ○ | ○ | ||
| たのしみ照明環境Ⅳ | 都市中心部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 繁華街・商店街 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 都市幹線道路沿い | ○ | ○ | ○ | ○ | |
(参考文献:光害対策ガイドライン環境庁)
照明設備は、光源、安定器、照明器具などを組み合わせた時に、照明効率、省エネルギー性、経済性などの高い組合せを検討する必要があり、照明の設置位置は、広場の多彩な利用目的に対し、種々の催しに安全で支障が生じないように、また保守点検が容易なように検討します。表6.5に光源の特性比較を示します。
表6.5 光源の特性比較
| 光源 | 高圧ナトリウムランプ | メタルハライドランプ | 水銀ランプ | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般形 (始動器 内蔵形) |
演色改善形 (始動器 内蔵形) |
高演色形 (専用 安定器) |
一般形 (低始動 電圧形) |
UVカット一般形 (低始動 電圧形) |
セラミック 発光管 高演色形 (低始動 電圧形) |
セラミック 発光管 高演色形 (専用 安定器) |
水銀ランプ (蛍光形) |
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| 大きさ (W) |
40W〜 940W |
220W〜 660W |
50W〜 400W |
100W〜 1kW |
250W〜 700W |
150W〜 360W |
35W〜 400W |
40W〜 1kW |
|
| 全光束 (ℓm) |
3200〜 139000 |
19000〜 73000 |
2400〜 24000 |
7500〜 92000 |
17000〜 65500 |
13500〜 43200 |
3000〜 38000 |
1400〜 63000 |
|
| 定格寿命 (h) |
9000〜 24000 ◎ |
12000 ○ |
6000〜 9000 △ |
9000〜 12000 ○ |
9000〜 12000 ○ |
12000〜 15000 ○ |
9000〜 15000 ○ |
6000〜 12000 ○ |
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| ランプ効率 (ℓm/W) |
74〜148 ◎ |
86〜111 ◎ |
48〜60 △ |
68〜110 ○ |
70〜94 ○ |
85〜120 ◎ |
77〜100 ○ |
35〜63 △ |
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| 総合効率 | (ℓm/W) | 59〜141 ◎ |
78〜104 ○ |
33〜55 △ |
62〜106 ○ |
62〜96 ○ |
77〜109 ○ |
67〜92 ○ |
26〜60 △ |
| 環境省・ ガイド評価※1 |
○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | |
| 相関色温度 (K) |
1900 〜2100 (橙白色) |
2150 (橙白色) |
2500 (橙白色) |
3800 〜4500 (白色) |
3800 〜4500 (白色) |
3000 〜4100 (電球色 〜白色) |
2800 〜5500 (電球色 〜昼白色) |
4100 〜4200 (白色) |
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| 平均演色評価数 (Ra) |
15〜25 | 60 | 85 | 65 〜 75 | 65 〜 75 | 80 〜 93 | 83 〜 95 | 40 〜 45 | |
| 周囲温度の影響 | 効率 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
| 始動 | なし | なし | なし | 低温でやや始動しにくい | 低温でやや始動しにくい | 低温でやや始動しにくい | 低温でやや始動しにくい | 低温でやや始動しにくい | |
| 調光の可否 | 可能 | 否 | 否 | 否 | 否 | 否 | 可能 | 可能 | |
| 特徴 | 長寿命で経済性も優れ道路照明の主流ランプになっています。また、誘虫性が比較的低いため、防虫性にも優れています。 | 高圧ナトリウムランプよりも色の見え方が優れる。経済性と演色性のバランスがとれた光源です。 | 電球に近い色温度で演色性が優れているので、人通りの多い場所で、落ち着きを演出したい場合に適した光源です。 | 演色性に優れたさわやかな白色光。発光効率110ℓm/W (400W)で、水銀ランプと比べ1.8倍の高効率です。 |
ランプ外管にUVカットコーティングを施し、紫外域の光を約90%カット。紫外域の光によるさまざまな影響を抑えます。 | 高効率・高演色を実現.発光効率120ℓm/W (360W)や15000時間の長寿命とあわせ、大幅な省エネを実現できます。 |
100ℓm/W (150W)の高効率・調光可能形を実現。高演色で光色も幅広いので、色を正しく見せたい場合や、人通りの多い場所に適した光源です。 |
道路照明他に使われる光源です。長寿命の白色光で、周囲温度の変化に対する安全性などの点で優れています。 | |
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