サイト内検索ヘルプ


情報ライブラリー

照明技術資料

照明の基礎知識

照明用語と単位

材料の光学特性

関連資料
  • 照明用語、JIS Z 8113、1998年
  • 室内環境計画、建築学大系22、昭和44年

反射率(reflectance)

物体に入射した放射束、または光束に対する反射した放射束、または光束の比(ρ)のことをいいます。特に光束に対しては、視感反射率(luminous reflectance:ρv)として区別される場合があります。

正反射率(regular reflectance:ρr)は正反射した放射束または光束の比を、拡散反射率(diffuse reflectance:ρd)は拡散反射した放射束または光束の比をいいます(図1.7)。また、光束の比は次の式で表されます。
ρ=ρr+ρd
また、材料の反射率は表1.1に示します。


図1.7 反射・透過モデル

表1.1 材料の反射率(主として45°入射の全反射率)(%)

1. 正反射性材料(垂直入射)
銀面 93
アルミ特殊合金電解研磨面 90〜95
ガラス鏡面(アルミ合金) 80〜85
水銀、アルミ 70〜75
金、クローム、ニッケル、白金、錫 60〜70
銅、鋼、タングステン 50〜60
錫箔、銅箔、アルミ箔; 20〜30
透明ガラス 10〜12
黒色ガラス 5
水面 2
2. 拡散性材料
1. 金属およびガラス 炭酸マグネシウム(特製、反射率基準) 98
硫酸バリウム 93
酸化アルミ 80〜85
アルミラッカー 60〜70
艶消アルミ 60〜80
粗面クローム 50〜60
亜鉛引鉄板(新) 30〜40
乳色ガラス(全乳) 60〜70
スキガケガラス 30〜40
摺ガラス、型板ガラス 15〜25
2. 純色色票(マンセル) 赤 5R 4/14 13
黄 5Y 8/12 56
緑 5G 5/8 19
青 5B 4/8 11
紫 5P 4/12 13
3. 塗料 白色ペイント、エナメル、琺瑯 80〜85
淡色ペイント一般 30〜70
濃色ペイント一般 15〜40
4. 紙類(壁紙、襖紙、その他) 白紙:奉書 85〜91
白紙:吸取紙、ケント、鳥の子 70〜80
白アート紙 60〜65
白粗製紙(障子紙) 30〜50
トレーシングペーパー 20〜25
新聞紙 40〜50
淡色壁紙、襖紙一般 40〜70
濃色壁紙、襖紙一般 20〜40
ハトロン紙 25〜35
黒紙 5〜10
黒紙(色票用) 1〜5
5. 布類 白布:フランネル、富士絹 60〜70
白布:木綿、麻 40〜70
淡色カーテン 30〜50
トレーシングクロース 25〜30
濃色トレーシングクロース 20〜30
黒布:服地 7〜15
黒布:木綿、シュス 2〜3
黒布:ビロード 0.4〜3
6. 木材及び建築木部 桐(新) 65〜75
檜(〃) 55〜65
杉(〃) 30〜50
杉赤目板(〃) 25〜35
クリヤラッカー明色仕上面 40〜60
色付ラッカー、ニス 20〜40
外壁板張(新) 40〜55
〃(古) 10〜30
〃オイルステイン 10〜20
7. 石材および壁素材 白色タイル 70〜80
淡色タイル 50〜70
白色大理石 50〜60
淡色人造石 30〜50
淡色煉瓦(新) 30〜40
石材一般 20〜50
赤煉瓦(新) 25〜35
コンクリート、セメント瓦、淡色スレート 20〜30
濃色タイル、濃色人造石、同瓦、同スレート 10〜20
単色鉄平石 5〜15
赤煉瓦(古) 5〜10
白漆喰壁(新) 75〜85
黄大津壁 70〜75
白壁一般 55〜75
茶大津、淡色壁一般 40〜60
和風砂壁(茶他淡色) 20〜40
濃色壁一般 15〜25
和風砂壁(緑他淡色) 5〜15
8. 床素材 畳(新) 50〜60
淡色ヴィニタイル、アスタイル 40〜70
濃色同 10〜20
9. 地表面 新雪 80〜98
古雪 40〜70
白砂利 20〜40
砂利、コンクリート、舗石 15〜30
アスファルト舗装 15〜20
枯草原 10〜30
砂原 10〜20
草原、田園地平均 5〜15
都会地平均 5〜10
濡土、樹林地平均 3〜7

(参考文献 室内環境計画、建築学大系22、昭和44年。)

光沢(gloss)

正反射光成分の大小や反射光指向性の鋭さなどに関係し、物体表面に他の輝いている物体や光源が映り込む程度によって生じる、物体表面についての視知覚の現れ方のことをいいます。
正反射光の割合や、拡散反射光の方向成分などに注目して、物体の光沢の程度を一次元的に表したものを光沢度(glossiness)といいます。

ランベルトの余弦法則(Lambert‘s law)

注目する面を取囲む半球内のすべての方向に対して、放射輝度または輝度が等しいような面素について、任意の方向の放射輝度または光度I(θ)を、法線方向の放射輝度または光度Inおよび法線と注目する方向とがなす角θから、次式のように与える法則のことをいいます。

I(θ)=In cos θ

均等拡散面(Lambertian surface)

各面素から出る放射の角度特性がランベルトの余弦法則に従い、すべての方向で放射輝度率または輝度Lが等しい理想的な面のことをいいます。均等拡散反射面(uniform reflecting diffuser)、均等拡散透過面(uniform transmitting diffuser)等があります。

M=π・L (M:光束発散度)

注目する波長で反射率や透過率が1であるものを完全拡散反射面(perfect reflecting diffuser)、完全拡散透過面(perfect transmitting diffuser)といいます。

PAGE TOP

ライティング講座

このページに掲載されている情報は、原稿執筆時現在の情報です。ご覧になった時点では、最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。